水戸の「スズキアリーナ水戸桜の牧店」(水戸市見川町)に1月9日、初の女性店長が就任した。
「スズキ」の自動車販売・整備、車検などを行っている同店。2月に10周年を控えた1月9日、入社7年目となる石島由加里さんが同店初の女性店長に就任した。
同店を経営するイソザキ自動車(ひたちなか市)の磯﨑拓紀社長は「男性の多い職場ではあるが、これからは女性が活躍する時代。優秀な人はどんどん活躍させたいと思っていた」と話し、「社内外から評判が良く、フロント業務を行っていた石島さんがお客さまに一番近く適任ではないかと社内で名前が挙がった。技術よりもお客さまへの思いを重視した。『ダメなことはダメ』と言える彼女が店長なら良い店になるという声も多かった」と決め手を話す。
店内では、通常新車を2台置くスペースを1台に減らし、中央にキッズスペースを配置。どの商談テーブルからでも子どもの様子が見られるようにすることで、子連れでも気軽に足を運べる店づくりを展開。7人のスタッフをまとめる店長として、今後も女性目線の店づくりに力を入れるという。
石島店長は「大切にしているのは、お客さまとの信頼関係。これまでの経験も生かし、また行きたいと思える店にしたい」と笑顔を見せる。
磯崎社長は「これまでは営業職から店長への就任が多かった。フロント業務から店長という今回の人事は、会社にとっても彼女にとっても挑戦だが、不安よりも期待が大きい。周りからの信頼も厚い彼女と共に、これまでの慣習を打ち破るパイオニアとして旗を立てられたら」と期待を寄せる。
営業時間は9時~19時。火曜定休。