茨城県にゆかりのあるクリエイターの展示会「いばらきコンテンツコレクション4」が2月22日・23日、「M-SPO」(水戸市南町3)で行われる。
クリエイターの活動と茨城県内企業のマンガ、イラスト、映像などのコンテンツ活用を支援する「コンテンツ産業創造プロジェクト」の一環として2016年に県が初開催した同展示会。これまでに秋葉原とつくばで開催し、水戸での開催は今回が初めて。
いばらきクリエイターズハウス所属のふるやまなつみさんは「以前から水戸で開催したかった。これまでは、カルチャーを東京にまた借りしているイメージもあった。水戸は県庁所在地であり、つくばより東京から離れているので、また違った文化があるのでは」と話す。
会場ではクリエイターの作品の展示・発表をはじめ、22日は、筑波大学・札幌市立大学の蓮見孝名誉教授をモデレーターにクリエイターの力を活用した「コンテンツ活用シンポジウム」として「畳店のブランディング戦略」「茨城県産地大豆を使用した農家6組による新納豆ブランド・いばらき農家の納豆」「ひたちなか海浜鉄道とクリエイターたち」の3事例を紹介。23日は、県内で活動する若手クリエイターによるトークイベントを行う。VR体験、ライブ、いばらきショートフィルム大賞受賞作品などの上映も同時開催する。
参加団体は、「いばキラTV・茨城県公認Vチューバー『茨ひより』」「いばらきクリエイターズクラブ」「茨城県立笠間高等学校メディア芸術科」「第二映像企画」など35団体。
ふるやまさんは「茨城で生まれたコンテンツの発表会。茨城で起きているよい事象の紹介をするシンポジウムは魅力の一つ。企業や団体にクリエイターと組む価値を知ってもらえたら」と話す。「子どもから大人まで来てほしい。クリエイターの生き方を通じて、『もっとこんなことができるんだ』という希望を届けたい」と目を輝かせる。
開催時間は、22日=12時~18時、23日=10時~17時。入場無料。