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水戸の中華料理店「宝珍楼」閉店へ 31年間の営業に幕

閉店を惜しむ客で連日行列ができている宝珍楼(撮影:奥山正敏(無限に宝珍に行きたいbot運営))

閉店を惜しむ客で連日行列ができている宝珍楼(撮影:奥山正敏(無限に宝珍に行きたいbot運営))

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 茨城大学そばにある中華料理店「宝珍楼」(水戸市袴塚3)が2月27日、閉店し、31年間の営業に幕を下ろす。

 店主の木ノ内久雄さんが1988年(昭和63年)9月7日にオープンし、「茨大生のソウルフード」を提供する店として茨城大学生をはじめ地元住民に長年親しまれてきた同店。100品以上の豊富な品ぞろえとボリュームのあるメニューが人気を集める。

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 定番メニューの青野菜中華丼(通称=青中)に焼き肉を載せ、茨城大学ラグビー部の卒業生の名前が付けられた「しのぶ丼(700円)」をはじめ、焼き肉丼にラーメン、総菜を付けた「バスケ部セット」、青野菜中華丼にラーメン、鶏のから揚げ、春巻きをセットにした「四天王セット」など、客のリクエストから生まれたメニューも多い。31年間「大学生の胃袋を満たす」を信条に大盛りメニューを豊富に提供してきた。

 閉店の理由について、久雄さんは「オープン当初から共に店に立ってきた妻がけがをした。これまで自分を支えてくれた妻を今度は自分が支えたい」と話す。閉店の知らせは店内に張り紙で掲示したほか、SNSでも発信した。

 ネット上では現在、同店を知る人からのリツイートや、ハッシュタグを付けて「宝珍楼」を発信する人など閉店を惜しむ声が絶えない。閉店発表後には、開業当初にアルバイトとして働いていた男性が家族を連れて来店したり、かつての学生アルバイトや常連だった卒業生などが連日足を運んだりして行列ができている。

 久雄さんは「長い間、こうしてお店をやってこれたのは本当に皆さまのおかげ。ただただ感謝の一言」と話す。

 閉店の張り紙には「また会いましょう」の一言が添えられている。久雄さんは「自分はまだまだ元気で若い71歳。この店舗は譲ってしまうが、妻のけがが治ったらまたどこかでお店をやりたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時、17時~22時45分(ラストオーダー)。木曜定休。

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