茨城県植物園(那珂市戸)で現在、ヒスイ色の花弁が特徴の熱帯植物「ヒスイカズラ」が開花の見頃を迎えている。
同園担当者によると、ヒスイカズラはフィリピン原産のマメ科植物で、常緑性のつるは長さ20~30メートルにもなる。花はヒスイ色で勾玉(まがたま)のような形状をして房状に連なり、長さは最大で1.5メートルになる物もあるという。野生での生育条件が厳しく、IUCN (国際自然保護連合)のレッドリストに登録されており、絶滅危惧種となっている。現在、園内の熱帯植物館のジャングルゾーンで見ることができる。
同園担当者は「ヒスイカズラは、現在見頃を迎えている。SNSにも映える鮮やかなヒスイ色のヒスイカズラを大人の目線の高さで観察できる。今月末ころまでは見ることができるので、この機会にぜひご覧いただければ」と来園を呼び掛ける。
開園時間は9時~16時30分(ヒスイカズラが見られる熱帯植物館の開館時間は9時30分~16時)。入園料は、大人=300円、70歳以上=150円、中学生以下無料。