現代アートの力で水戸の再生を目指す「M-ART 水戸駅前壁画プロジェクト」のクラウドファンディングが3月11日に始まった。
「M-ART」を取り仕切る磯崎寛也さんは、水戸市内で現代アート専門ギャラリー「ARTS ISOZAKI」の経営や水戸市の活性化活動を行っている。
同プロジェクトは、水戸市中心市街地の活性化を目指す「水戸ど真ん中再生プロジェクト(堀義人座長)」の第7弾。水戸駅北口の旧LIVIN水戸店(水戸市三の丸)店舗解体後、野ざらしになっている建築物の残骸の壁にストリートアーティストが壁画を描く。壁画の制作は、KAMIさんとSASUさんによる制作ユニット「HITOTZUKI(ヒトツキ)」が担当。集めた資金は4月26日からの壁画制作の費用に充てる。
磯崎さんは「7年間放置されている水戸駅北口の廃虚に現代美術の力で新しい価値をつくりたい。ストリートアートには無味乾燥な都市空間を生命力にあふれた魅力的な場所に変える力がある。市民の日常の風景に彩りをもたらすだけでなく、水戸を訪れる人の目を楽しませたい」と話す。
クラウドファンディング支援募集は5月10日まで。目標金額達成で終了。