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テプラ翻訳機能で水戸「偕楽園」内の看板を多言語翻訳 動画公開

偕楽園内の看板を見る外国人観光客

偕楽園内の看板を見る外国人観光客

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 水戸市「偕楽園」内の看板を、「キングジム」(東京都千代田区)のラベルライター「テプラ」専用PCラベルソフトの翻訳機能で言語翻訳した様子を収めたインバウンド対策動画が5月21日に公開された。

「OMOTENASHI」プロジェクトの様子

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 「『テプラ』×茨城県 翻訳機能でOMOTENASHI」と題した動画は、日本三名園の一つである「偕楽園」内の看板を、テフ?ラ専用PCラベルソフト「SPC10」に搭載されている翻訳機能を使い多言語翻訳する「OMOTENASHI」プロジェクトの様子をまとめたもの。プロジェクトには、地域住民、県庁職員、「テプラ」アーティストの酒井いぶきさんが参加。これまで日本語表示だった看板を5カ国語にした。

 「テプラ」は、1988(昭和63)年に国内初の漢字変換可能なコンパクトなラベル作成機として開発。現在は、パソコンと接続し、専用ラベルソフトからでもラベルを作成できる機種やシンプルな機能の機種まで豊富に取りそろえている。

 同園担当者は「園内では、案内看板・誘導看板・説明看板のほとんどは5カ国語の多言語表記となっているが、一部はまだ日本語標記。今後、イラストなどを用いた表記にしていくことも併せてリニューアルを検討している。今年度の完成が目標」と話す。

 県担当者は「外国人旅行者の誘客促進を図る上で、多言語表記の整備は大変重要。今回、県民の参加を得て偕楽園内の看板を多言語化できたことは、おもてなしの機運醸成にもつながるものと期待している。今後も、外国人観光客に優しい観光地づくりに取り組んでいく」と意気込む。

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