笠間の栗専門店「一粒の栗」(水戸市宮町、TEL 0299-37-6233)が7月14日、水戸駅北口バスターミナル横にオープンした。
社長の入江康弘さんは、笠間の栗農家の2代目。生産と加工を行う会社を設立し、県内外の 和・洋菓子店などに栗を提供していた。
「笠間は栗の生産量日本一なのに、あまり知られていなかった。2年前に企業組合を立ち上げ、ブランド化を目指しPRをした結果、マスコミにも取り上げられてから需要が高まった。一般にも笠間の栗のおいしさを知ってもらうには、買いやすい量と値段の商品が必要と考えた。同時に販売し、PRする店も必要になったため、この店を開いた」と話す。
商品は、店頭で焼き上げた「焼き栗」(小300円、中500円、大1,000円)をはじめ、「栗の甘露煮」(400円)、「渋皮煮」「焼きむき栗」(以上500円)、「揚げ栗」(300円)、入江さんの農園の栗を使った和菓子店「五條」(姫子)の「栗むし羊かん」(1,500円)、「栗羽二重」(450円)を用意。茨城の農作物応援として「100%生メロンジュース」(300円)も販売する。
入江さんは「栗は秋の季節ものだったが、急速冷凍や低温保管技術により、一年中高品質の栗を提供することができるようになった。笠間の栗は、大きくて甘味が強いのが特徴。一人でも多くの人に知ってほしい。国体の時期には、茨城土産として笠間の栗を選んでもらえたら」と意気込む。
営業時間は11時~18時30分。