水戸の老舗パン店「木村屋」(水戸市南町)のパン職人・中山さゆりさんが、「ミズ・アジアンビューティー2019 日本大会」(7月6日、北海道ニセコ町)でグランプリを獲得した。
同大会は年齢や国籍、未婚既婚を問わず「アジアとしての美」を体現することを目的として開催。昨年に続き、今年で2回目。
グランプリを獲得した中山さゆりさんは、水戸出身。4年前に木村屋へ嫁ぎ、パン職人として日々店舗に立っている。コンテスト出場のきっかけについて、「結婚式のドレスを作ってくれた『ウエディングマリア』ショーモデルの依頼を受けたこと。その時のウオーキングの先生に出場を勧められた」と話す。
コンテストに向け、店での仕事の合間を縫ってスタジオでウオーキング練習をしたほか、ストレッチや柔軟などでモチベーションを高めていった。「日本大会の出場者はアマチュアだけでなくプロのモデルも参加していた。間近に見てプロ意識を感じた」と振り返る。
中山さんは「いろいろな人のつながりでコンテストに出場することができた。今まで表舞台に出ることは苦手な方だったが、出会った人たちが背中を押してくれたことが自信になった」と話す。「今後は、コンテストの結果を通して頑張る女性の背中を押したい。自分も何かを始めようとする人が踏み出すきっかけになれたら。ウオーキングの指導もできたら」とも。
今月29日には、水戸市長への表敬訪問も予定する。