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茨城県立歴史館でプロジェクションマッピング 3Dマッピングで歴史館を金色に

照射する金色の「3D鳳凰」

照射する金色の「3D鳳凰」

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 ライトアップイベント「いちょうまつり2019 プロジェクションマッピング」が11月9日・10日、茨城県立歴史館(水戸市緑町)で行われる。

テスト照射した旧水海道小学校

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 11月1日~23日開催の「いちょうまつり」の一環として企画した同イベントは今年で3回目。「光の祭典プロジェクションマッピング」として、茨城県立歴史館内にある旧水海道小学校を背景に、18時~20時15分に全4回投影を行う。

 マッピング映像を制作した「とりこ舎」(笠間市)のイシイキヨコさんは「今年のテーマは『飛翔』。新年のめでたさを祝うような豪華でみやびな仕上げにこだわった。今年は歴史館を金色に染め上げる。映像は、VRにできるくらいのデータ。三半規管を揺さぶられるような体験を届けたい」と話す。

 制作チームでは映像制作に当たり、建物を実際の図面で3Dデータに落とし込み、光と影のリアリティーにこだわったほか、異業種アートとのコラボとして「書道と太鼓のコラボマッピング」に取り組んだという。太鼓演奏は鎌田等さん(下館)、書道は葵陵高校(水戸市)書道部の笹沼夏鈴さんと植田涼さん、ひたちなか市の書道家・江森葵鶯(えもり きおう)さんが担当する。映像の投影制作と操作は、「とりこ舎」(笠間市)のイシイキヨコさん、「Festa Sinarisama (名古屋)」の外山敏和さん、「going46(水戸)」の松野祐介さんが担当する。

 イシイさんは「普段と違う書の見え方、太鼓の気持ちよさが、映像表現と拡張しあって今までにない角度から新しい価値観の発見につながらないかという提案型の挑戦。今年は市内の小学生による塗り絵マッピング・高校生のチャレンジマッピングも予定している」と話す。

 「映像は子どもからお年寄りまで世代と年齢、国籍を超えて楽しんでいただけるのでは。今年の作品は、3Dにしたことで例年とは全く見え方が違う。無料で見られるのが奇跡なくらいの作り込み。私たちが本当にやりたいプロジェクションマッピングが完成した」と自信を見せる。「毎年ご覧いただいている方も、お楽しみいただけること間違いなし。たくさんの方に見ていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 ライトアップ点灯時間は、11月9日~13日=17時15分~20時15分。荒天中止。

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