茨城県を拠点に活動するアコースティックユニット「日々かりめろ」が10月27日、結成3周年を迎えた。
同ユニットは、石岡市出身のこずえ(高田梢枝)さんと常陸太田市出身のきくP(菊池一俊)さんが2016(平成28)年10月に結成。「自分たちの音楽を直接聞いてもらい、CDを直接買ってもらうことが応援してくれるファンを増やし、そのファンに直接感謝を伝えることができる唯一の方法」と、手売り、手渡し販売にこだわり、毎年1枚ペースのアルバムリリースと全国ツアーを行っている。アルバムは、それぞれ手売り1000枚を達成。3年間で50曲以上を制作してきた。
きくPさんは、これまでを振り返り「ツアーの移動距離が予想外に長くて睡眠時間が無かったり、気温が1桁台の極寒の中や40度を超える灼熱の中でライブをやったりなど、大変だったことはあったが、つらいと感じることはなかった。むしろ、そんな時でも聞いてくれてCDを手にしていただいたので、うれしい思い出になっている」と話す。
「昨年、つくばで開催されたワングーフェスに、一般アーティスト枠で出演させていただいた。その中でもGOOステージで最高の動員と売上を記録できたことも自分たちの自信につながった」と振り返る。
きくPさんは「結成当初は自分たちのために自分たちを売り出すことばかり考えていたが、今は応援してくれる人に喜んでもらいたいと思うようになった。私たちを応援してくれる人に『ほら、日々かりめろって凄いだろ』って自慢してもらえるようになろうと考えるようになったことが最大の変化で、同時に今の大きな目標」と話す。
今後も「楽曲を作り続ける」「アルバムを出し続ける」にこだわり、「アルバム手売り手渡し1000枚」を続けていくという。
2人は「今年はまだ行ったことのない北海道と四国にもツアーを組みたいと考えている。今、私たちはどんなにたくさんのステージをこなしても、一ステージ一ステージ全力でやるのが当たり前。1日に3ステージ、4ステージあっても、体力を温存するライブは絶対にやらず、全てのステージを全力でやり抜く」と意欲を見せる。
3周年を記念し、12月22日には東京国際フォーラムで単独コンサートを開催するほか、2020年1月8日には4枚目のアルバムを発売する予定。