コミュニティースペース「マチノイズミ(水戸市泉町)」で11月17日、イベント「小学生の家庭内起業さくせんカイギ」が開かれた。
子どもの家庭内起業促進を図ろうと、水戸市在住の一級建築士・宮地綾希子さんが企画した同イベント。
宮地さんは「子どもが欲しいものを手に入れる手段が、おこづかいと大人へのおねだりしかないことに疑問を抱いている。子どもが楽しく家庭内起業を継続できる方法として、仲間を増やし自分以外にも起業家仲間がいた方がやる気につながるためイベント形式にした」と話す。
当日は、参加者が基本情報を共有した後、グループに分かれて親子で事業計画の共同作業に取り組み、最後にそれぞれのアイデアを発表した。子どもたちは「ヘッドマッサージ店」「ビールの買い置きとセッティング」「バスクリーン」「お酒屋さん」「極楽温泉」の5つの事業を発表し、意見交換を行った。
宮地さんは「先生ではなく自分の両親から教わる姿勢にこだわることで、親子のコミュニケーションが増えて和やかな雰囲気となった」とイベントを振り返る。3カ月後には、中間報告会を開く予定といい、「取り組みを今後も継続していくことが一番難しいが、子どもたちのサポートをしながら見守っていけたら」と意気込む。