「あけぼの印刷社」(水戸市白梅)が3月13日から、社内にある在庫紙を引き受けてくれる施設募集をSNSで呼び掛けている。
同社社員で「KidsDo(キッズドゥ)茨城県央版」編集長の平賀広美さんは「工場で余った用紙があり、廃棄するわけにもいかず、どうしようかと思っていたが、新型コロナの影響で臨時休校になった保育園や幼稚園、学童保育などで引き受けてくれる所があるのではないかと話が社内で出た。これまで近隣の保育園などに配布したことはないが、まずは募集してみようということになった」と話す。
対象は、保育園、幼稚園、認定こども園、学童施設などで、そのほかの施設も相談に応じる。紙は、コピー用紙より少し固めのB4サイズの黄色紙10万枚と白色紙5万枚。最小単位は1000枚1包み。用紙の引き渡しは、「あけぼの印刷社 茨城町工場」(茨城町大字奥谷)と「あけぼの印刷社 本社」(水戸市白梅)の2カ所で行う。いずれも紙代無料で引き渡す。
平賀さんは「園の中で、工作やお絵かきに使っていただければ。工場では定期的にさまざまな種類のはし紙も出るので、今後は詰め放題などの企画や一般の方への配布もできたら」と話す。
募集は、インスタグラムのダイレクトメッセージとメールで受け付ける。