水戸のNPO法人「雇用人材協会」(水戸市三の丸)が3月13日、オンラインでの「茨城WEB合説」を始めた。
若年層に特化して高校生や学生のキャリア支援、企業の採用・定着支援、就職支援を行っている同協会。県内では新型コロナウイルス感染症対策の対応として、県内の国立大学やハローワークが主催する合同企業説明会が中止となり、茨城県内の学生にとって企業との接点となる機会が減少。同協会によると「ナビサイトなどを利用していない中小企業にとっては、学生と直接接点が持てる機会が無くなったため、人材確保が難しくなることが予想される」という。
「茨城WEB合説」では企業説明会のウェブ配信のほか、説明会やスタッフインタビュー、バーチャル職場見学などの映像コンテンツをアーカイブ配信している企業情報の集約・発信を行う。そのほか、ウェブ面談・面接などへの誘導など、オンラインで就活ができるよう学生に情報発信する予定。
同協会職員で企画を担当する佐川雄太さんは「動きが早く、採用意欲の高い企業が集まった。イベントが中止になって不安の多い学生にとって企業と接点を持つ貴重な機会として活用してもらいたい」と話す。