水戸の酒造会社「明利酒類」(水戸市元吉田町)が10月19日、焼き芋リキュール「酔う焼き芋」の販売を始めた。
江戸末期に水戸市で創業した同社。現在、清酒、焼酎、リキュール類、発酵調味料などのほか、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新規事業として高濃度アルコール商品「メイリの65%」やウイルス・細菌除去を目的とした「MM-65」などを製造販売している。
同社の三ツ井和義さんは「若い世代の方々に、焼き芋のとろりとした甘味で、ぜいたくな時間を過ごしていただきたいと思っていた」と開発のきっかけを振り返る。
同社の若手チームで開発を進めた。サツマイモの中で最も滑らかで甘味度の高いシルクスイートのみを使ったペーストに蜂蜜を加え、アルコール分20%に仕上げた。
牛乳と合わせた「焼き芋ミルク」やアイスやホットケーキの隠し味といった「スイーツカクテル」としての楽しみ方もお勧めだという。「ふだん冷蔵庫にある牛乳やアイスと合わせることで、ちょっとぜいたくで特別な時間を過ごしていただける」と三ツ井さん。カルーアミルクのように楽しむ「焼き芋ミルク」の比率は、牛乳:カクテル=3:1。
「ネット上や友人知人などでも初日からうれしい反響があり、社員一同喜んでいる」と三ツ井さん。「若手の社員がチーム一丸となり作っている。みんなと相談しながらシリーズ化も検討していきたい」と意気込む。
内容量は500ミリ。価格は1,078円。オンラインショップやスーパーマーケット、各酒店などで販売する。