大洗町の大洗サンビーチキャンプ場(大洗町大貫町)で10月17日~18日、ファミリー・女子向けキャンプイベントが行われた。主催は茨城県。
会場となった大洗サンビーチキャンプ場は大洗町にあるキャンプ場の一つ。NPO法人「大洗海の大学」が運営する。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で4月8日から休場していたが、6月1日には運営を再開している。
同企画は県の取り組みである「いばらきキャンプ」の一環。モニターイベントの第1弾として行われ、第5弾まで開催予定。9月29日には、茨城県内のキャンプ場情報をまとめたポータルサイト「いばらきキャンプ」を開設するほか、動画配信サービス「ユーチューブ」でPR動画の配信も行っている。
茨城県観光物産課の小松崎凌平さんは「コロナの影響を受け、オープンエアーで楽しめるアウトドアアクティビティーにブームが起きている。茨城県にはキャンプのイメージが薄いが、食材が豊富であり、東京が近い。キャンプを切り口に茨城県の魅力を茨城県内外の人に知ってもらいたい」と話す。
神奈川県から家族4人で参加した40代男性は「キャンプに加え、柿狩りを楽しむことができた。さまざまな種類の柿について説明を受けながら柿狩りを体験でき、子どもたちも楽しむことができた」と話し、「海が近く景色がよいため、晴れた朝日が楽しみ」と笑顔を見せる。
土浦市から参加した50代夫婦は「景色がよく、ゆったりすごせてリフレッシュすることができた。今回は天候の都合でかなわなかったが、サーフィンなどやってみたいと思う体験を実際に取り組むことのできるプランがあるのが魅力的だった」と話す。
「大洗海の大学」事務局長の光又新二さんは「キャンプのベストシーズンは秋冬。これからもさまざまなイベントを行い、大洗町の魅力をPRしたい」と意気込み、「秋冬のこのシーズンの地域の魅力を味わいながらキャンプを楽しんでほしい」と呼び掛ける。