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グーグル検索・茨城1位は「干し芋」 県教育委員会発の「いばスタ」もランクイン

グーグル検索ランキング・茨城県1位になった「干し芋」にちなんだ「ほしいも神社」も

グーグル検索ランキング・茨城県1位になった「干し芋」にちなんだ「ほしいも神社」も

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 グーグルが12月9日に発表した「2020年Google検索ランキング」の都道府県別ランキングで、茨城の検索数1位は「干し芋」だった。

グーグル検索ランキング・茨城県5位になった「いばらきオンラインスタディ」

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 「急上昇ランキング」は、昨年と比較して2020年中にグーグルで検索が急上昇したキーワードをランキング化したもの。意味を調べる時に使われる「とは」のランキング、今年の必需品となった「マスク」と一緒に検索されたランキングなどと併せて「都道府県別ランキング」を発表。都道府県名と一緒に検索された急上昇キーワードを各県5位まで公開した。調査対象期間は今年1月1日~11月22日。

 茨城県の検索ランキングは、1位=「干し芋」、2位=「収穫量 日本一」、3位=「メロン」、4位=「漁獲量 日本一」、5位=「いばらきオンラインスタディ」。

 1位の「干し芋」はサツマイモを蒸して乾燥させた食品。那珂湊の歴史によると1908(明治41)年に製造が始まり100年の歴史を持つ。茨城県は干し芋生産量・産出額共に全国1位の産地。 干し芋の国内シェアでは、茨城県が9割を占める。太平洋沿岸の台地畑を中心に鉾田市・ひたちなか市・行方市がかんしょ産地となっている。2019年11年11月には、ひたちなか市に黄金の鳥居が30基以上並ぶ「ほしいも神社」(ひたちなか市阿字ヶ浦)が創建された。同神社は、茨城県が干し芋生産量日本一になった記念の意も込める。令和元年の日本初の神社でもあり、笠間稲荷神社からの分霊も11月11日午後1時と『1』にこだわった。特産品としての干し芋や観光スポットとしての「ほしいも神社」として検索されたと考えられる。

 2位の「収穫量 日本一」は、茨城県がさまざまな農業で日本一の収穫量であることから検索されたと考えられる。2020年10月に農林水産省が発表した「作物統計第1報(令和元年)」(陸稲は確報)によると、茨城県の収穫量日本一は、陸稲、レンコン、白菜(春・秋冬)、小松菜、チンゲンサイ、水菜、レタス(春・冬)、夏ネギ、加工用トマト、ピーマン、メロン、日本なし、栗。耕地面積割合も27%と全国1位(2020年7月15日時点)。

 3位の「メロン」は、2位の「収穫量 日本一」でもある。茨城県のメロンは21年連続で生産量日本一を誇り、県内で生産される品種には、オトメメロン、イバラキングメロン、アンデスメロン、クインシーメロン、タカミメロン、アールスメロンなどがある。

 4位の「漁獲量 日本一」では、茨城県がサバの漁獲量日本一を誇る。2019年は、サバの漁獲量の減少と冷凍サバの輸出が大きく減少したことにより前年比20%減だったが、2012(平成24)年から7年連続で漁獲量日本一となっている。水戸の「吉久保酒造」(水戸市本町)のサバ専用日本酒「サバデシュ」や「明利酒類」(元吉田町)のサバ専用となる焼酎ベースのリキュール「サバデチュウ」があるほか、「木村屋パン店」(南町)では焼きさばとレモン、生玉ネギを挟んだ「サバサンド」を販売している。

 5位の「いばらきオンラインスタディ(通称=いばスタ)」は、新型コロナの影響による小中学校の休校を受けて茨城県教育委員会が開設したもの。小学1年~中学3年の各教科を、学年と教科ごとに分け「いばスタ小学校」「いばスタ中学校」のチャンネルを用意。12月27日現在、4月14日に開設した「いばスタ小学校」の合計再生数は187万回、「いばスタ中学校」の合計再生数は60万回を超えており、コロナ禍での学習に対する関心の高さがうかがえる。6月7日までの休校期間中、小中高校などでは教科書を基礎としたプリント教材を配布したほか、分散登校や教師による家庭訪問、オンライン学習などを併用した。

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