水戸の老舗和洋菓子店「阿さ川製菓」(水戸市元石川町、TEL 029-247-8080)が12月31日限定で、「新春上生菓子」を販売する。
「新春上生菓子」は、今年の夏から販売を始めた「季節の上生菓子」の一つ。夏は「花火」、冬は「みかん」と、季節に合わせた菓子を手作業でつくり上げる。
新春限定のメニューは「紅梅」「白梅」=各280円、「みかん」=350円(以上、税別)。「みかん」では、使用する上生あんを自社で製造、国産ミカンジュースを練り込むことで、ミカンの味を再現した。同社担当者によると「みかん」の皮をどうすればより本物に近くなるか、夏から何度も試作を重ねたという。
製造は、同社専属の和菓子職人である男性社員と若手女性社員の2人が手掛ける。男性社員が「紅梅」と「白梅」、女性社員が「みかん」を担当する。
製造一課の担当者は「2020年は本当に何もできない一年だった。せめて、家で『笑顔』で年始を過ごせたらと思い製作した」と話す。商品は12月31日限定で、一部店舗を除く「あさ川」店舗で販売する。
1月1日からは、FC店を除く全店舗で2,000円相当の商品を詰め合わせた「2021年あさ川お菓子福袋」(1,080円)の販売も行う。水戸京成店では「お買い物券」の代わりに商品が入る。1月1日が休業の店舗は、2021年初営業日より販売する。