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ひたちなか市の和菓子工場に直売店併設 「できたて味わって」

みたらし団子

みたらし団子

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 森永牛乳配給勝倉工場が1月12日、敷地内に直営店「だんご直売ぺ」(ひたちなか市勝倉、TEL 029-212-4450)をオープンして3カ月がたった。

「りんご味」「抹茶味」「チョコ味」の3種類のたまごパン

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 和菓子製造・牛乳配給会社として1959(昭和34)年、小美玉市で創業した同社。現在は全国の和菓子店向け材料・製品の卸や新製品開発・商品化を手掛ける。2019(平成31)年、生産拡大によりひたちなか市勝倉に和菓子工場を増設した。

 岩田功一社長は「工場で作った団子は、作ってすぐ出荷しても物流の関係でどうしても店頭に並ぶまでに時間がかかってしまう。できたての団子はとても柔らかくモチモチで本当においしい。ぜひ近隣の人たちに味わってもらいたいと思ったのが直売所を作るきっかけ」と明かす。

 店名ロゴは串に刺した3つの団子を2本並べたデザインを採用した。団子の丸に入るよう6文字指定だったことから、茨城弁の「だんご直売だっぺ」の8文字を6文字に縮めたという。岩田社長は「『どういう意味か?』と聞かれることが多いが、意図せず『面白い』と反響も大きい」と話す。

 メニューは、「みたらし団子」「きなこ団子」(以上、5本=400円)、あんこ団子(3本=300円)の団子3種類に加え、2月下旬からは季節限定の桜団子も販売する。あずき・ゆず・紫いもの3種類の餡(あん)を入れた「かりんとうまんじゅう」(1個=90円、6個入り=500円)、「たまごパン」(プレーン・チョコ・まっ茶味、各3個=100円)(りんご味、3個=150円)も用意する。

 岩田社長は「たまごパンは、こくがあり濃厚でおいしい卵を近くの養鶏場から出荷してすぐに作った物。団子をはじめ朝できたものがすぐに食べられるのは工場直売だからこその醍醐味(だいごみ)。できたての味・食感は全然違うと驚いてほしい」と話す。

 2008(平成20)年から海外に販路を広げ、現在はフランス・中国に和菓子工場を持つ同社。岩田社長は「この先、タイや中東にも進出する予定。団子や餅などの和菓子を世界中の人たちに紹介し、食べてもらいたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。日曜定休。販売はテークアウトのみ。

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