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阿さ川製菓が茨城県産イチゴ使い「いちご殿中」開発 和菓子・和スイーツを身近に

「いちご殿中」

「いちご殿中」

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 水戸の老舗和洋菓子店「阿さ川製菓」(水戸市元石川町、TEL 029-247-8080)が4月25日、茨城県産イチゴを使った「いちご殿中」の販売を始めた。

「いちご殿中」

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 同社開発担当者によると、年始から販売する「いちご生クリーム大福」の製造によりイチゴの入荷が安定していたことから、イチゴの旬に合わせ商品開発を進めてきたという。今回、同社が展開する店舗「あさ川」での「いちごフェア」開催に伴い販売を始めた。

 同社で販売する「吉原殿中」は水戸の土産菓子の一つ。水戸藩9代藩主、徳川斉昭公の御殿女中・吉原が節米の心から蓄えた乾飯を妙り、あめ・きな粉でくるんで作った菓子が元といわれている。原材料は、もち米、水あめ、きな粉で、手作業で製造を行う。同担当者は「サクサクとふわふわの食感がおいしいお菓子」と話す。

 新商品の「いちご殿中」は、茨城県産のイチゴを独自に抽出し、水あめに混ぜて使う。イチゴの味を生かすため、きな粉は少なめで、無添加・無着色。オブラートは巻いていない。

 SNSなどを見た客からの問い合わせもあり、当初店舗限定販売商品の予定だったが、オンラインショップでの販売も決めたという。開発担当者は「今後も茨城県産品を使ったお菓子を開発していきたい。和菓子・和スイーツをより身近なものに、ご家族で食べていただけるような商品を考えていく」と意気込む。

 価格は5本入り=486円。「あさ川」全店(フランチャイズ店を除く)とオンラインショップで販売する。販売期間は5月6日まで。

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