水戸歌舞伎花火実行委員会が5月11日、千波湖で開催予定だった歌舞伎と花火の融合イベント「LuckyFM水戸歌舞伎花火」を10月23日に延期すると発表した。
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などを受け、5月22日の開催は困難と判断した。10月23日に延期し、雨天などの順延日は翌24日とする。
コンセプトは「野村花火工業×日本が誇る伝統芸術×水戸の食文化・伝統文化」。イベント会場では、市川海老蔵さんが歌舞伎を上演するほか、全国花火競技大会で内閣総理大臣賞を全国最多の19回受賞した野村陽一さん率いる「野村花火工業」が芸術花火を打ち上げる。
5月22日に出演予定だった三味線奏者の上妻宏光さんによる三味線演奏は行わないが、そのほかのプログラムは予定通り行う予定。
延期後の日程では、日没などの関係で、開場時間を15時30分とし、歌舞伎花火は18時から始める。すでに購入済みのチケットは当日にそのまま利用できる。
延期後の日程で都合がつかない購入者には、払い戻しを行う。払い戻しに関する方法や期間は、詳細が決まり次第、「水戸歌舞伎花火」公式サイトと各プレイガイドで公開する。
チケットの再販売の日程は緊急事態宣言などの状況を鑑みた上で、決定次第、順次発表する。
同広報担当者は「楽しみにしていただいた皆さまにはご迷惑をお掛けし、大変心苦しく感じている。今回は水戸が誇る日本一の花火師野村陽一氏と十一代目市川海老蔵氏の歌舞伎舞踊のコラボレーション。千波湖を彩る五重芯の大輪と歌舞伎の舞。すがすがしい秋を迎えた水戸のまたとない夜を、心ゆくまで楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。