水戸商工会議所が5月8日、小規模自転車イベント「RIDE ON 310ステージ1」を開いた。
水戸市を中心としたサイクルツーリズムを推進しようと、少人数のサイクリングイベントとして企画した。
主催の水戸商工会議所「水戸のスポーツ&カルチャー創造委員会」神尾圭太郎さんは「サイクリングは、環境に優しい交通手段やコロナ禍による「密」を避ける手段、健康の観点からも注目が高まっている屋外アクティビティーの一つ。新型コロナの影響で市民の皆さまが楽しみにしているお祭りやイベントはどんどん中止や延期になってしまっている。今できることを考えて新しいアクティビティーとしてサイクリングを推進していこうと企画した」と話す。
当日は、サイクリング初心者とサイクリングガイド約20人が参加。サイクリング初級者向けに公道で安全な走り方をレクチャーするミニサイクリングとパンク修理講座を行った。
ミニサイクリングでは、水戸市内から七ツ洞公園、千波湖畔まで約30キロを走行。走行後は、笠間市のスポーツ自転車店「セーフティショップおおしま」の大嶋繁利店長を講師に迎え、千波湖西駐車場でスポーツ自転車のパンク修理の仕方を学んだ。
参加者からは「新型コロナの影響で運動不足解消に自転車を買ったが、どうやって乗ったらいいのか分からずに走っていたので、とても楽しかった」、「今までパンクしたことがなく、いざというときに不安に思っていた。パンク修理の経験はもちろん、修理道具も持っていなかったが、講習を受けて自分でもできそうだと思った。これで安心して遠くに出掛けられる」という声が上がった。
神尾さんは「コロナが収まってもサイクルツーリズムは茨城が誇る新しい観光コンテンツになっていくと思う。今後、回を重ねて観光商品としての価値を高めていきたい」と話す。
次回のイベントは7月10日。大洗町方面への早朝ライドを開催予定。水戸商工会議所ホームページで6月10日に受け付けを始める。