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書籍「これでいいのか茨城県の野望」刊行へ 茨城の知られざる長所や短所紹介

「地域批評シリーズ61 これでいいのか茨城県の野望」

「地域批評シリーズ61 これでいいのか茨城県の野望」

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 書籍「地域批評シリーズ61 これでいいのか茨城県の野望」が5月17日、マイクロマガジン社(東京都中央区)から刊行される。

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 同社は全国各地の都市を取り上げたタウン誌「地域批評シリーズ」を2007(平成19)年から発行し、通巻160号、累計発行部数は100万部を超える。各地域のイメージとして貼られたレッテルを、 統計データや現地取材など、さまざまなアプローチを使って検証し、地域の真実の姿や本当の魅力を明らかにする「面白くてためになる」地域分析本として、これまでに北海道から鹿児島まで計162タイトルを刊行している。

 同社編集担当者は「茨城県は2020年に都道府県魅力度ランキングの最下位から脱出した。これを機にもう魅力度ランキングにこだわるのはやめたほうがいいと思っている。たとえ世間からどんなに誤解されていても、茨城県はさまざまな面でポテンシャルが高く、素晴らしい県。行政はあくまでも県民主体の考え方で良く、外からの見た目や人気に左右されることはない」と話す。「茨城県が目指すべきは魅力度ランキングの上位ではなく、本来持っている長所をさらに伸ばし、短所を修正し、人々が暮らしやすい『理想郷』をつくり上げることではないか」とも。

 同書では両親が茨大卒の鈴木ユータさんと茨城県出身の岡島慎二さんが、 歯に衣(きぬ)着せぬもの言いで独自の茨城論を展開。「つくばが苦しむ中心市街地の空洞化」「衰退する土浦の切り札はチャリ!?」といったテーマから、「過疎化が進む日立は滅亡まっしぐら!?」「水戸の市街地 再開発の展望はある?」といった内容まで幅広く取り上げる。

 同書では、茨城県が本当はどんな所なのか、本質を見極めるため、各種統計データや取材を通じ、知られざる長所や短所を探り出したという。同担当者は「現地を丹念に取材し、県内各地の問題点も指摘している。読者の方々にはこれまであまり知られてこなかった茨城県の真実を認識し、県や街の将来について本書と一緒に考えていただければ」と話す。

 「一人でも多くの茨城県民に読んでいただきたいが、新型コロナによるテレワークの普及で、首都圏移住が活発化しており、茨城県への移住者も増加傾向にあるようだ。そうした新住民の方にも読んでいただき、新たな地元である茨城県のことを深く知ってほしい」と呼び掛ける。

 全320ページ。価格は1,078円。

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