笠間の自転車店「セーフティショップおおしま」の店内で6月24日・25日夜、年に一度だけ花が咲く柱サボテンの「鬼面角(きめんかく)」が大輪の花を咲かせた。
地元園芸店によると、花を咲かせたのはトゲなしの「鬼面角(ヌーダム)」。トゲが生じる「刺座(とげざ・しざ)」に白い綿毛を伴い、大輪の花を咲かせるという。
「おおしま」店主の大嶋繁利さんによると、「鬼面角」の出合いは4~5年ほど前。知人の園芸店を訪れた時、偶然目にし、どうしても気になって買い求めた物という。
現在5株があり、高さは最高1.8メートルほどに成長。「寒さに弱く、根元のあたりが一部痛んでしまって今年は花が咲かないのではと心配だった」と大嶋さん。鉢を店内で移動させながら育て、毎年開花を楽しみにしているという。
今年は、6月上旬に刺座から生えた2つのつぼみに気付いた。1つ目の花は24日23時ごろ満開になり、翌日朝にはしぼんだという。25日は19時ころ、同様に2つ目の花が開きはじめ23時ごろ満開となった。
花は家族で撮影し、撮り映えを見比べるなどして楽しんだという。大嶋さんは「来年の開花も楽しみ」と笑顔を見せる。