「ファームランドさいとう」(茨城町若宮)の斉藤卓也さんが9月3日、「令和3年度関東ブロック農村青少年(4H)クラブプロジェクト実績発表会 地域活動部門」で優勝し、全国大会への出場を決めた。
斉藤さんはコメや麦、ルバーブ、ベビーリーフ、枝豆、ピュアホワイト(とうもろこし)などの野菜生産から加工品までを手掛ける農家。
発表では、同町で開催するイベント「HAERUマーケット」の取り組みを「農業×廃校×マルシェ 農家のマルシェで地域を盛り上げる(共同)」として発表。単発のイベントではない点や地域への波及が評価された。
「HAERUマーケット」は斉藤さんと同町の農家萩谷展研(ひろあき)さん、同町の元・地域おこし協力隊員の川島裕樹さんが中心となり、2017(平成29)年12月に立ち上げたイベント。廃校になった同町の小学校や涸沼自然公園で開き、茨城町産の農作物を販売するなどしている。
斉藤さんは「みんなで頑張って来たことが評価されてうれしい。農家の仲間や地域の人、役場の皆さんのおかげ。茨城町での取り組みを全国の方に知ってもらえるよう頑張りたい」と意気込む。
全国大会開催は来年3月の予定。