笠間工芸の丘・クラフトショップ(笠間市笠間)で現在、笠間産のクリを使った「くりの菓シリーズ」の新商品の販売が始まっている。
クリ生産量が全国1位となった茨城・笠間ならではのクリに特化した商品として、2019年5月に販売を始めた同シリーズ。これまで、洋菓子店「グリュイエール」(笠間市下市毛)と共同開発した笠間のくりパウダーを使った「クランチチョコ」、和菓子店「松島製菓」(笠間市笠間)と共同開発した「栗ゆべし」、洋菓子店「フレッシュグリーン」(水戸市)と共同開発した「栗ブッセ」を販売してきた。
今年は、新型コロナによる緊急事態宣言明けの9月中旬から3商品を販売。第4弾は、「フレッシュグリーン」(水戸市)と共同開発した「モンブラン」(680円)。スポンジ生地の上に小豆と栗甘露煮を中心に入れ、生クリームと笠間のクリを使った栗ペーストで仕上げた風味豊かなモンブランクリームをたっぷりのせる。
第5弾は、「アトリエ プティ・ボア」(小美玉市)と共同開発。バタークリームに笠間産栗ペーストを合わせ、アイスボックスクッキーで挟んだ「至宝の栗バターサンド」(バター・ココア、各380円)。「凍らせてアイス感覚で食べていただいたり、ナイフで切り分けてケーキのようにも楽しんだりできる」と開発担当者の黒澤紋子さん。
第6弾は笠間栗を使ったマロンクリームをしっとりチョコレートベースの栗クッキーでサンドした「和栗のソフトマカロン」(1,080円)。「いわきチョコレート」(いわき市)と共同開発した。
黒澤さんは「モンブランは、コーヒー、紅茶、日本茶にも合う。ソフトマカロンは、しっかりとした歯応えを楽しみたい方は冷蔵してからがお薦め」と話す。
営業部長の河原正典さんは「全国でも有数のクリ産地である笠間の魅力をより多くの人に知っていただけたら」と意気込む。
販売期間は「至宝の栗バターサンド」、「和栗のソフトマカロン」=11月下旬。「モンブラン」=12月末までを予定する。
営業時間は10時~17時。月曜定休(祝日・連休日は翌日休業)。