![展示物の前に立つ館長の西村弓子さん](https://images.keizai.biz/mito_keizai/headline/1638185382_photo.jpg)
大洗シーサイドステーション(大洗町港中央)に11月12日、レンタルショーケース「SHOWACASE大洗」がオープンした。
同店は「大洗クリエイティブマネジメント」社長の常盤良彦さんらが2013(平成25)年ころから構想を練ってきたという。東日本大震災後の復興やテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」を通じた観光振興の取り組みで知り合った元編集者の中村公彦さん、軍事評論家の岡部いさくさんらが賛同し、実現にこぎ着けた。
店名は「SHOWACASE大洗」。館長の西村弓子さんによると、店のモチーフである模型飛行機に乗った2匹のネコには「『模型やプラモデルなどを一人で作ったとしても、趣味は一人じゃないよ』との思いを込めたという。
レンタルショーケースは全50基。契約期間は半年で、展示希望者は大(6,000円)、中(3,600円)、小(2,400円)の3サイズから選ぶことができる。展示の条件は「公序良俗に反しない、自分の大好きなもの」。陳列方法は自由で、ポップの設置やレンタル期間中の展示品の入れ替えも自由にできる。不要になった作品やコレクションの販売も可能だが、定価以下での販売が条件となる。
オープンから約15日で既に残りのショーケースは6基。県内外の利用者がアニメグッズやフィギュア、模型、プラモデルや鉄道関連グッズ、昭和レトロアイテム、ミリタリーグッズ、骨董品まで思い思いの展示を行っている。店内には、商業用ショーケースも設置。フィギュアや模型の販売も行っており、今後、ラインアップも充実させていく予定という。
西村さんは「まちの散策後はもちろん、買い物後や待ち時間に鑑賞したり、自慢のコレクションや好きなものなど趣味をゆっくり語り合ったりするあたたかい場所に育てていけたら」とほほ笑む。
営業時間は10~19時。木曜定休。