水戸駅そばのホテルレイクビュー水戸(水戸市宮町)に12月27日、茨城県産木材を使ったキッズスペースが設置された。
同ホテル管理課企画係課長代理の荒井敦さんによると、以前から子ども連れの利用客にも、より安心して遊べるスペースを作りたいという思いがあったという。茨城県の「いばらき木づかいチャレンジ事業」の採択を受け、茨城県産の無垢(むく)材を使ったキッズスペースの企画を進め、設置にこぎ着けた。
スペースは、未就学児~小学生低学年が靴を脱いで遊べるものとして設計。床部分には約90センチ×120センチの厚手の板9枚を敷き詰め、切り株状の木材やスクエアボックス、組み立て式のキッズハウスを設置。駅そばの立地で鉄道好きの子ども連れの宿泊客も多いことから、キッズハウスの中にはレールに見立てたテーブルも設置している。「一つ一つをマジックテープで付けるなどしていて移動ができるので、催しの際に移動して設置することもできる」という。
荒井さんは「『木育』の観点からも、手触りや香り、自然の素材だからこそ起きる板材の反りなども遊びながら触れることができたら」と話す。
スペースは常時開設。ホテル開館時間内は自由に利用できる。