自転車イベント「水戸八景グルメライド」が3月11日、県央~県北地域を会場に開かれた。企画は水戸商工会議所。
同イベントは、水戸藩9代藩主・徳川斉昭公が定めた景勝地「水戸八景」などを自転車で巡り、コースに設置されているエイドポイントでご当地グルメが提供される内容。サイクリングによる観光振興策の推進が狙い。
当日は、ゲストライダーにラジオDJやイベントMCなどとして活動する水間有紀さん、ユーチューバーのけんたさんを招き、県北エリアのヒルクライムも楽しむ「八景大盛コース」(約120キロ)、「八景コース」(約80キロ)、ショートコースの「漫遊コース」(約60キロ)、「漫遊小盛コース」(約50キロ)の4コースで開催。参加者約140人が県内で活動する40人のガイドライダー引率の下、サイクリングを楽しんだ。先崎光那珂市長も参加し、参加者と交流する様子も見られた。
エイドポイントでは、那珂市産のカボチャを使ったスープやパン(那珂市)、常陸秋そば(常陸太田市)、大学芋とコーヒー(東海村)、干し芋(ひたちなか市)、タコ飯とB級グルメの那珂湊焼きそば、イカ煮(ひたちなか市)、涸沼のしじみ汁(茨城町)、常陸牛弁当(水戸市)などを振る舞った。
県外から始めて参加した男性は「自由走行のライドイベントが多いが、地元のガイドがグループの前後に付いてくれたので、知らない土地でも安心できた。地元住民だからこその情報も多く、景色やグルメ以外も楽しめた」と笑顔を見せる。