鴨志田造園建設(水戸市青柳町)と大塚石材(桜川市)が現在、高級庭石や廃材をアロマストーンやプレートなどの製品へアップサイクルするプロジェクトへの支援をクラウドファンディングで呼びかけている。
鴨志田造園建設社長の鴨志田隼輔さんによると、同プロジェクトは「バブル期に富の象徴であった高品質の庭石を現代のニーズに合った製品に生まれ変わらせよう」と企画したもの。建材の再活用方法を研究している京都大学の講師・小見山陽介さんと研究室メンバーの技術指導を受けながら進めている。地域の資源を有効活用し、廃棄物を極力減らすことを目指す地域企業による身近なSDGsとして活動していくという。
目標金額は100万円。クラウドファンディングで得られた資金は、子どもを対象としたアロマストーン制作体験などのワークショップ活動をはじめ、造園・石材業関係者に向けた地域課題解決事業としての報告会運営費用、継続した資源の有用活用に向けた研究・制作活動などに充てる。
鴨志田さんは「地方の価値や魅力の発見と認知につながる取り組みを通じて、日本全国で持続可能な発展が促進されることを信じている」と話し「今回のクラウドファンディングを通じて、地方で放置されていたものを価値あるものへと再生するこのプロジェクトのサポーターになっていただけたら」と呼びかける。
5月7日まで。