バスケットボール男子のBリーグ1部「茨城ロボッツ」大阪戦のパブリックビューイングが5月6日、水戸のまちなか・スポーツ・にぎわい広場「M-SPO」(水戸市南町)で開催された。
創設以来、地域に根ざした活動を続けている同チーム。今回のイベントはシーズン最終戦「大阪エヴェッサ」との試合が大阪で行われるため、アウェーで試合に臨む選手をホームの水戸で応援するために企画したもの。「街の真ん中にロボッツがある楽しい風景を作り出したい」と、さまざまな趣向を凝らしたイベントとなった。
県産野菜等の販売を行う「ファーマーズマーケット」や、ホームゲームに出店しているグルメが味わえる「キッチンカー」、福祉施設で作った商品を販売する「M-HOPEブース」を設けたほか、同チームの練習やバスケットボールのスクールに使う「ユードムアリーナの無料開放・選手との交流」、特設ステージでの「チアダンススクールの子どもたちによるショー」、同チーム公式マスコットキャラクター「ロボスケとの写真撮影」などが行われた。
青空の下、ビールを片手に楽しむ大人やロボスケの塗り絵を楽しむ子どもたち、ファーマーズマーケットで生産者と話をする人、福祉施設で作られたロボスケパンを「おいしい」と家族でシェアする人の姿など、当日は延べ約900人のファンが訪れ、にぎわいを見せた。
ロボッツダンスチーム「RDT」のメンバーはダンスを披露し、パブリックビューイングを盛り上げるための応援方法についてレクチャーを行い、ステージ上のメンバーとファンが一体となって応援練習をした。
茨城ロボッツからは、浅井修伍選手、練習生の中村ジャズ選手が来場。子どもたちとバスケットボールの練習や特設ステージでのトークセッション、サイン会など、ファンとの身近な交流を図った。
特設ステージ上の大型LEDビジョンで試合の生中継が始まると、声を合わせてメガホンを振りながら応援する姿が見られ、会場は大いに盛り上がった。
おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区)で行われた6日の試合は、82対62で茨城ロボッツが勝利。翌7日は81対95で、大阪エヴェッサに惜しくも敗れた。