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水戸の介護施設で多文化交流 外国人スタッフが母国語で絵本を読み聞かせ

絵本の読み聞かせをする島根さん

絵本の読み聞かせをする島根さん

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 介護施設で働く外国人スタッフが企画した「多文化交流会」が8月30日、ショートステイ「安住野」(水戸市笠原)で行われた。主催は安住野を運営するライフサポート山野。

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 6人の外国人人材が働く安住野。スタッフの家族や近隣住民が、互いの国の文化に触れ、交流しようと安住野で働くグエン・ティ・アンさんが企画した。

 当日は、フィリピンやインドネシア、ベトナムなど、外国にルーツを持つスタッフの子どもや近隣住民など30人が参加。母国の民族衣装を身につけて参加する姿も見られた。交流会では、絵本「パンどろぼう」の読み聞かせを実施。インドネシア出身で同施設スタッフの島根マスナワティさんは、お面などの手作りグッズを使って日本語で読み聞かせを行った。島根さんは「初めての経験で緊張した。手作りの小道具を子どもたちが喜んでくれてよかった」と笑顔を見せた。

 その後、同施設スタッフの家族で英語講師のクリフォードさんが、英語とフィリピンで使われるダガログ語で読み聞かせを行った。クリフォードさんが、朗読をしながら劇中のセリフを使って英語やダガログ語のレッスンを行うと、子どもたちは大きな声で外国語のセリフを復唱した。クリフォードさんは「子どもたちは、初めて聞く言葉も楽しそうにまねしてくれてよかった。すてきな文化交流の場だと思う」と話す。

 アンさんは「初めての経験でたいへんなこともあったが、一緒に働くスタッフに手伝ってもらいながら開催することができた。次は、外国で働いていると直面する悩みを共有する会を開いてみたい」と意気込んだ。

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