学ぶ・知る

水戸で「フォートナイト」活用クリエーティブ講座 デジタル技術関心高める

参加者にアドバイスするKroumさん

参加者にアドバイスするKroumさん

  • 2

  •  

 バトルロイヤルゲーム「FORTNITE(フォートナイト)」を活用したクリエーティブ講座「いばらきeスポーツアカデミー」が1月13日、水戸駅北口近くのeスポーツ施設「AREA310(エリアミト)」(水戸市宮町)で開かれた。

真剣な表情で制作する参加者

[広告]

 茨城県産業戦略部産業政策課が主催し、eスポーツやゲームツールを活用してデジタル技術への関心を高めることを目的に企画した。フォートナイトのクリエーティブモードと同ゲームの拡張制作ツールUnreal Editor For FORTNITE(以下、UEFN)を活用した講座は今回が初めて(大会出場者向け講座を除く)。プロeスポーツチーム4部門を擁するIT企業「アプリシエイト」が運営した。

 当日は、親子参加の小学生から高校生まで14人が参加。プロeスポーツチームREJECT所属クリエーターのKroumさん、プロeスポーツチームVAMOS所属クリエーターのかおるさんが保護者連れの小学生向け講座でオリジナルマップやミニゲーム制作を担当。イラストレーターなどとしても活躍するくさすけさん、17歳のマップクリエーター・サラマンさんがUEFNを活用したゲーム制作の講座を行った。

 父親と参加した小学5年の佐川大翔くんは「自分でクリエーティブモードを使ったことはあったが、より細かい仕掛けを知ることができた。(今回学んだ)彩度や明るさの調整を活用して、今後はホラー系のマップも制作したい」と話し、同じく小学4年の佐藤至くんは「テクスチャーの使い方を学べた。今後は学んだテクスチャーを使ってプレーヤーがボスに挑む『ボスファイト』や『PvP(プレーヤー対プレーヤーの意)』にも挑戦したい」と意気込む。

 Kroumさんは「ゲーム内の素材などを使うモードでも、イメージ通りに自由に作るためには基本操作が大切。講座では基本操作を重点的に組み込んだ。全員が思い思いに違うものを完成させ満足気な姿が見られた」、かおるさんは「参加者は、やりたいことをイメージを形にする力があった。自分らしさが形にできるクリエーティブの魅力を今後も楽しんでくれたら」と、それぞれ話す。

 くさすけさんは「UEFNは、ゲーム外で作ったものをゲームに入れることができ、より高クオリティーのゲームが制作できるのが魅力。参加者全員が楽しそうで、最後まで集中していたのが印象的だった。小学生が理解を深めていく様子には驚いた」、サラマンさんは「今回の講座をきっかけに、クリエ(クリエーティブ)が楽しいと思ってゲーム制作の幅が広がれば」と話す。

 茨城県産業戦略部産業政策課の三嶋達典さんは「今後もクリエーターに興味を持ってもらう機会を増やしていきたい」と先を見据える。次回は1月27日=AREA310(同所)、同28日=イオンモールつくば(つくば市稲岡)「イオンホール」で開催。各日13時~16時。参加条件はフォートナイトクリエーティブ講座=小学生とその保護者(親子参加)で各回6組、UEFN講座=全年齢(学生優先)で各回10人。参加無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース