JR常磐線友部駅(笠間市友部)駅前近くの「まちのベンチ」で11月16日、おさがり交換会が開かれた。
通常は日本茶を扱うカフェとして営業する同店では、市内で活動する作家の個展やイベントを定期開催している。今回は、店主の河又恵太さんの妻のみゆきさんが、未就学児から小学生対象の衣服やおもちゃの交換会を企画した。
きっかけは、みゆきさん自身の経験という。みゆきさんは「コロナ禍で子育てをスタートし家族以外との交流がうまく図れない中、自分と同じような境遇の母親がいるのではないかと感じた。交換会は交流の場も兼ねている」と話す。
会場では参加者が新生児向けのサイズから小学校中学年程度の服を持ち寄り、着なくなった服を置いていく代わりに、自分の希望サイズの服を受け取った。服の交換会がメインだが、見学や衣服の提供、参加者との会話なども行われた。
参加者の一人は「コミュニケーションの場としてしっかりと機能していて今後も続いてほしい。助けるまではできなくても母親同士のお手伝いのきっかけになれば」と話す。