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水戸ホーリーホック、茨城ダービーで王者鹿島破る 渡邉選手が4得点

クラブ史上初の1人で1試合4得点を挙げたFW渡邉新太選手、4点目のゴールの瞬間

クラブ史上初の1人で1試合4得点を挙げたFW渡邉新太選手、4点目のゴールの瞬間

 水戸ホーリーホックが9月2日、水戸信用金庫スタジアム(那珂市向山)で鹿島アントラーズと対戦し、4-2で勝利した。

ファンサポーターとともにウイニングフォト

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 2026/27明治安田J1リーグ第5節。J1リーグで初めて実現した茨城ダービーで、水戸はキャプテンでエースのFW渡邉新太選手が4得点を挙げ、開幕4連勝中だった昨季王者を破った。1人で1試合4得点はクラブ史上初。渡邉選手は9月2日時点で今シーズンのJ1得点ランキング2位となる5得点となった。

 来場者数は1万4506人で、最多入場者数を更新した。平日夜の開催ながらスタンドは青一色に染まり、雨上がりのスタジアムはキックオフ前から熱気に包まれた。

 前半8分、鳥海芳樹選手のつなぎから最終ラインの背後に抜け出した渡邉選手が相手GKに倒されPKを獲得し、自ら決めて先制した。前半21分には、右サイドを走り込んだ鳥海選手のクロスに渡邉選手がダイレクトで合わせ、リードを2点に広げた。

 後半3分、中央で仙波大志選手が放ったシュートのこぼれ球を渡邉選手が右足で押し込みハットトリックを達成。後半8分、鹿島のFWレオ・セアラ選手に1点を返されたが、後半10分、GK西川幸之介選手のロングボールから鳥海選手を経由し、渡邉選手がドリブルから右足で4点目を決めた。後半38分にレオ・セアラ選手に2点目を許したが、4-2で逃げ切った。

 渡邉選手は先制のPKを「どこに蹴ろうか迷ったが、思い切って真ん中に蹴ったら(GKが)飛んでくれて良かった」、4点目を「パスの選択肢もあったが、3点取っていたこともあって思い切って打った」と話す。「茨城で初めてのJ1のダービーで、僕らが勝たないとこのダービーは盛り上がらないと思った。勝てて良かった」と続ける。

 チームの守備については、「僕たちは一人でもサボったら負けるチーム。それをみんな分かっているし、そこが僕たちの強み。今日は存分に出せた」と話す。平日にもかかわらず駆け付けたサポーターに「水戸はJ1に定着すると思うので、もっとダービーが盛り上がるように、一緒に水戸のサッカーを盛り上げていきましょう」と呼びかける。

 樹森大介監督は試合後の会見で「歴史的な、J1で初めてのダービーになった。クラブを立ち上げた人たちのダービーへの思いがあり、このゲームにかける思いで相手を上回った試合」と振り返った。渡邉選手について、「キャンプから調子が良く、開幕から少し得点が遅れた感はあったが、ここに来て本来の調子と出力を表現してくれた」とも。

 J2時代に数百人から数千人の観客の前で戦ってきた歩みにも触れ、「今日の勝利は、これまでクラブに関わってくれた全ての人の上に成り立っている。地域の人たちの意識も変わるのではないか。アカデミーの子どもたちにも希望を与える勝利になった」と話す。

 この試合では、けがから復帰したMF大崎航詩選手が先発した。樹森監督は「けがで出遅れたが、この試合で出られる準備が整っていた。しっかり戦ってくれた」と話す。

 水戸は第5節を終えて勝ち点8でJ1リーグ20チーム中7位。次節は9月5日19時から、ベストアメニティスタジアムでアビスパ福岡と対戦する。

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