アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗町)で現在、エビの仲間「セミエビ」を展示している。
展示を始めたセミエビの側面(体長約18センチ)(写真提供=アクアワールド茨城県大洗水族館)
同館の広報担当者によると、8月28日、展示生物の入手に協力している大洗町の漁業関係者から「那珂川河口沖で珍しいエビが獲れた」と連絡があった。飼育員が大洗漁港で確認したところ、茨城県周辺では珍しいセミエビだったため、8月31日から展示を始めたという。
セミエビは、十脚目セミエビ科の甲殻類。昆虫のセミに似た姿が名前の由来で、丸く平べったい体形をしている。生息域は房総半島以南からインド洋、西部太平洋。同じ仲間には、草履に似たゾウリエビ、団扇に似たウチワエビなどがいる。
担当者によると、これまでもセミエビを展示したことはあるが、生息の北限とされる房総半島より北の地元の海で採れた個体を展示するのは初めてという。セミエビの幼生は海流に乗って茨城県沖まで流れ着くことがあるものの、冬に海水温が下がると生きられないとされる。今回の個体は搬入時の体長が約18センチあり、数年は茨城の海で育ったと見られる。
展示水槽「大洗の生物コレクション」(館内3階の出会いの海ゾーン)では、飼育員が大洗周辺の磯などで採集した生き物を中心に展示している。
開館時間は9時~17時(最終入館は閉館の1時間前)。入館料は、大人=2,300円、小中学生=1,100円、幼児(3歳以上)=400円。