フリーペーパー「茨城美少女図鑑」、今秋創刊へ-カメラテスト始まる

一般モデルを対象にした「茨城美少女図鑑」のカメラテスト

一般モデルを対象にした「茨城美少女図鑑」のカメラテスト

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 全国の街の美少女を発掘する無料配布の写真誌「美少女図鑑」が今秋に水戸エリアで発行されることが決まり、モデル登録を兼ねた撮影会が始まった。

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 美少女図鑑は「地方都市に美少女を増やそう」をコンセプトに地方の一般女性モデルを地域の街並みをロケーションに撮影した写真誌。ヘアメークやファッションスタイリング、撮影、編集製作まですべてを地域のクリエーターで運営する。ファッション誌のような高いクオリティーと発行部数が1~2万部と少ないため、「幻のフリーペーパー」とも呼ばれる。新潟県が発祥で、現在全国38都市で発行(一部予定)、紙面で紹介された一般女性が女優やモデルデビューした例もあるという。

 茨城版を発行するのは小野写真館(ひたちなか市東大島4)で、編集制作は映像制作会社のTSP-create(水戸市見和2)が担当する。「自分たちが地元に何ができるか考えた時に出会ったのが『美少女図鑑』だった。水戸は撮影場所もいいところがたくさんある。地域から独自の文化を発信したい」(小野写真館マネージャーの小野哲人さん)。編集長を務めるTSP-create社長の服部正典さんも「最近の若い世代は美へのこだわりより目先のことにとらわれがち。『茨城美少女図鑑』が地元発のファッションや文化を見直すきっかけになれば」と話す。創刊号はA5サイズで64~80ページ、水戸・ひたちなか市周辺で約2万部の発行を予定している。

 SNSやブログ、口コミで集まった一般モデルのカメラテストを兼ねた登録会が7月から本格的に始まった。「反響は予想以上」(小野さん)。10~30代の女性が中心で、親が子どもをモデルに推薦する例も。「媒体の発行だけでなく、地域の企業とモデルのコラボレーションも視野に入れている」(服部さん)。誌面の協賛企業募集も積極的に行っていく。

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