経営幹部向けセミナー「いばらきeスポーツアカデミー」が、2月6日、水戸市の「ホテルテラスザガーデン水戸(水戸市宮町)」で開催された。主催は茨城県「いばらきeスポーツ産業創造プロジェクト」。
企業の幹部社員向けに企画した同セミナーにはこの日、50以上の企業・自治体が参加した。セミナーでは2講演を行い、前半は「NTT e-Sports」副社長の影澤潤一さんと「カプコン」常務執行役員経営戦略室長の荒木重則さんが講演した。影澤さんは、地域課題の解決手段の一つとしてeスポーツの可能性を話した。このほか、NTT東日本eスポーツチーム「TERA HORNS」によるeスポーツ実演も行われた。
講演の後半は、「アプリシエイト」社長の和田幸哉さんが、自社でeスポーツ導入による社員同士の関係性や雇用活動の向上について話した。和田さんは「eゲームを導入して、会社内で目立たなかったような人も活躍できる場を創出できた。会社全体のベクトルが合うようになった。今後はリーグ戦の立ち上げやeスポーツの協会を作り、茨城の活性化につなげていきたい」と意欲を見せる。
講演に参加した大学生の佐藤賢太さんは「講演では今までeスポーツについて研究してきたようなことも紹介されていて、eスポーツが浸透してきているとあらためて感じた」と話す。