プロ野球独立リーグ(ルートインBCリーグ)に所属する「茨城アストロプラネッツ」が4月8日、ツイッター上で選手の幼少期などの写真を使ったクイズ企画「アストロクイズ」を始めた。
茨城県初の県民球団として2018(平成30)年、同リーグに加盟した「茨城アストロプラネッツ」。東地区(FUTURE-East)に所属。監督は、近鉄、楽天、阪神でプレーした坂克彦さんが務める。
球団広報担当の郷奈佑美さんは「新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、開幕が延期となり、SNS上でファンの皆さまの『仕方ない』としながらも落胆の声を多く目にした。せっかく持っているSNSというツールを使って、ファンの皆さまに少しでも楽しんでもらえることを発信したいと企画した」と話す。
企画で使う写真は、実家を離れて生活する選手が多いことから、家族に連絡して集めたという。「こんなときだからこそ、写真で和んで皆さんと楽しみたい」と郷さん。
4月7日、スタッフの幼少期写真を使い「この写真は誰でしょう」とクイズ形式でテスト投稿と告知を行った。郷さんは「ファンの方からの『楽しみにしています』という声やファン同士の交流が生まれ、よかった」と話す。
クイズは週に2、3問の頻度で行い、リプライ(返信コメント)で回答を受け付け、翌日に回答を発表する。4月16日現在、3問のクイズを投稿。ファンからは「バッティングフォーム変わらないですね。軸足の感じとか一緒」といった観察眼が光る回答や「小さい頃からかわいいイケメン」(以上、原文ママ)などの声が上がっている。
郷さんは「企画は、チームとファンの交流だけでなく、試合もなく、今は集まることも難しいファン同士の交流の場にもなればと思う。チームは、いつ開幕となってもいいよう準備は続けている。今後もチーム情報を発信するなど、ファンの皆さんに楽しんでもらえるようなことはもちろん、プロ野球チームとして今、できることを考え発信していきたい」と意気込む。「チームだけでなくリーグ全体とも協力し発信していきたい」とも。
今後は、SNS以外での新チーム紹介動画や広報誌などの企画も予定する。