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水戸の和洋菓子店が「アマビエ」デザインの菓子 新型コロナ退散願い

アマビエどらやき

アマビエどらやき

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 水戸の老舗和洋菓子店「阿さ川製菓」(水戸市元石川町、TEL 029-247-8080)が5月1日、妖怪「アマビエ」の焼き印を入れた和菓子の販売を始める。

アマビエまんじゅう

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 「アマビエ」は江戸時代末期、肥後(現在の熊本県)の海中から現れ、「疫病が流行するので、私の姿を描いた絵を人々に見せよ」と告げたことから、疫病封じの妖怪とされる。当時の瓦版(京都大付属図書館蔵)には、長髪で鳥のようなくちばし、うろこに覆われた体、3本の尾びれという姿で描かれている。現在、新型コロナウイルスの感染拡大で先行きの懸念が高まる中、SNSを中心に注目を集めている。

 同社・製造技術部の伊藤悟さんは「若手社員から『アマビエ』が話題となっていると聞き、20代女性社員チームに『アマビエ』の絵を描いてもらった」と話す。集まった絵を元に「焼き印」を作り、「どら焼き」と「ごまだれ饅頭(まんじゅう)」に焼き印を押し、掛け紙にも、イラストを使った。

 伊藤さんは「『アマビエ』の疫病退散の言い伝えに期待を込めて、下向きになりがちな今、少しでも笑顔になれるように和菓子で息抜きしてほしい」と話す。

 「アマビエどら焼き」は、1個120円。「アマビエ饅頭(まんじゅう)」は4個入り540円。同1日に茨城県内22店舗で販売を始め(現在、水戸駅店、牛久大仏店は休業中)、翌2日から同社ウェブサイトで通信販売を行う。

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