茨城町のコミュニティースペース「Koco・de(ココデ)」が6月10日、運営を再開した。
運営を手掛けるのは茨城町地域おこし協力隊。2016(平成28)年8月、同町小鶴商店街の空き店舗を改装し、「自由に学び、交流する」をテーマに地域の小学生~高校生を対象に学習支援を行う施設としてオープン。2018(平成30)年4月、地域住民との交流できる場へと拡大。そば打ちやお泊まり会、書き初め、流しそうめんなどを開いてきた。
新型コロナウイルス感染拡大防止による「緊急事態宣言」の発令により、4月13日から6月8日まで休業を余儀なくされていた。茨城町地域おこし協力隊の近藤弘志さんは「ココデの特長はルールが無いところ。遊んでも勉強してもいい」と話す。
現在、「新しい生活様式」に合わせ、週3回の夜までの開所を週2回の夕方までに制限して再開。閉所中は、保護者経由で「ココデはいつ開くの?」という声もあった。近藤さんによると再開後、子どもたちはこれまで同様、思い思いに時間を過ごしているという。
近藤さんは「コンセプトは変えず、元に戻すというより最大限楽しめる場所を目指す」と話す。オンラインでの展開も視野に入れ、「遠くにいるけれど、メッセージアプリなどを通してコミュニケーションを取る形にすることで、少しずつコミュニティーになれば」と話す。「もっと地域の人や町外の人にも遊びに来る感覚で足を運んでもらえたら」とも。
運営時間は、水曜=13時~18時30分、土曜=10時~12時と13時~18時。利用無料。