水戸駅南口近くの「ホテルレイクビュー水戸」(水戸市宮町)が「サイクルツーリスト限定ステイプラン」を開設して1カ月がたった。
茨城県が自転車の活用による観光振興「いばらきサイクルツーリズム構想」を全県で推進しようという流れに合わせ、新設した。
同県では、昨年2月に、県央から県北地域の6市町を巡る「奥久慈里山ヒルクライムルート利活用推進協議会」、11月に県央と海岸沿いの県北地域の7市町村を縦断する「大洗・ひたち海浜シーサイドルート利活用推進協議会」が設立されている。
「奥久慈里山ヒルクライムルート」は水戸市、常陸太田市、常陸大宮市、那珂市、城里町、大子町の6市町が沿線。県内最高峰の八溝山山頂や袋田の滝、竜神大吊橋など、里山の風景が広がる地域を巡る約200キロのルート。
「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」は茨城空港(小美玉市)から茨城町、水戸市、ひたちなか市、大洗町、東海村を経て日立市に向かう約95キロのルート。水戸駅発着の輪行利用客のデーユースや宿泊での両ルート制覇の後押しする狙いもある。
プランは、「サイクルツーリスト限定1泊朝食付きプラン」(1人7,500円)と、デーユースの「サイクルツーリスト限定デイユースプラン(和室限定)」(1人5,000円)。デーユースプランは、4人以上の利用が条件。10時~18時で、シャワーの利用ができる。
自転車はホテルロビーに持ち込みできる。無料駐輪スタンドを貸し出しホテルフロント前で保管するほか、空気入れも貸し出しする。
首藤敦子支配人は「シャワー利用もできるので、女性サイクリストにもおすすめ。気の合う仲間と大好きな自転車で奥久慈里山のヒルクライムルート、大洗・ひたち海浜シーサイドルートを攻める際には、ホテルレイクビュー水戸を利用いただければ」と呼び掛ける。