コーヒー専門店「サザコーヒー」（ひたちなか市）に9月29日、アニメ「ガールズ＆パンツァー」コラボ商品4種類が新たに追加された。

会見で「マリー様のモンブランケーキ」を手に説明する鈴木さん

　1942（昭和17）年創業の「サザコーヒー」はひたちなか市に本店を構える茨城初のスペシャリティコーヒー販売店。コーヒー豆の栽培から、製造、販売までを行っている。

　2019年6月公開のアニメ映画「ガールズ＆パンツァー最終章第2話」内に「サザコーヒー」を模した「ZAZA COFFEE」が描かれた。社長の鈴木太郎さんがSNS上で、「ガールズ＆パンツァー」の作中に大洗店が描かれていることを知り、同アニメの劇場版作品を鑑賞。作品の良さを感じたことからコラボ商品を開発してきた。

　新商品となるのは「ガールズ＆パンツァー継続高校コーヒー200グラム」「サザカップオン（1杯どりコーヒー）・ガールズ＆パンツァー継続高校コーヒー（5パック）」「サンダースのかすてら」「ブラックヴィンテージドラム缶マグ 400ミリリットル」の4種。「継続高校コーヒー」はガールズ＆パンツァー最新話に登場するフィンランドをモチーフにした高校。エチオピアとケニアのコーヒー豆を使い、香りの高さを表現する。「サンダースのかすてら」は作中に登場するサンダース大学付属高校をモチーフにした商品。カステラがサンダース大学付属高校の所在地である長崎の名物であることや、コーヒーとの相性が良いことから商品化された。カステラには茨城県の奥久慈卵を使う。キャラクターの描かれた掛け紙の外装は取り外しできる。「ドラム缶マグ」には作中に登場する「ZAZA COFFEE」の名前が記載される。反対側には「大洗あんこう祭り」にて提供されるあんこうラテにも描かれたあんこうマークも描かれる。

　新発売となる継続高校のコーヒー豆、カップオン5枚、サンダースのかすてらに加え、過去に販売されたカップオン4種類を1枚ずつセットにした限定商品も数量限定で販売。「ZA
ZA COFFEE」の手提げ袋もセットになる。店頭販売は、本店（ひたちなか市）、大洗店、水戸駅店、県庁店で行う。通販販売は「サザコーヒー」公式通販サイト、ネット通販サイト「ARISE GIFT（アライズギフト）」。

　鈴木さんは「せっかく茨城に来てくれた方にお土産として持って帰れるものがあるとよい。今までは納豆や水戸黄門しか茨城のイメージにはなかったが、ガルパンを新しく根付かせたい」と話す。