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茨城町の農家が「全国青年農業者会議」農林水産省経営局長賞 マルシェで地域活性

HAERUマーケットののぼりを手にする斉藤さん

HAERUマーケットののぼりを手にする斉藤さん

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 茨城町の農家、斉藤卓也さんが3月2日、「第60回全国青年農業者会議」プロジェクト発表の地域活動部門で農林水産省経営局長賞を受けた。

HAERUマーケットの参加者

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 斉藤さんは、昨年9月に行われた関東ブロック大会で優勝。代表に選ばれ、全国大会である同会議へ出場を決め、「農業×廃校×マルシェ 農家のマルシェで地域を盛り上げる」と題し、HAREUマーケットの取り組みについて、オンラインで発表を行った。

 HAERUマーケットは、2017(平成29)年に茨城町の農家である斉藤さんと萩谷展研(ひろあき)さん、2017年当時同町地域おこし協力隊だった川島裕樹さんが中心となり立ち上げたプロジェクト。農業を通して地域を盛り上げたいとの思いから、生産者がお客さんと直接顔を合わせ野菜などを販売する、廃校を活用したマルシェを始めた。出店者は、町内外の農家や飲食店主、クラフト作家など。会場では絵本の読み聞かせのほか、ピアノ演奏、フラダンス発表などのステージイベントも行う。2019年、第7回の開催時には29店が出店し、目標としていた来場者数1000人を達成した。

 マルシェの収益金で食や農業に関する絵本を購入し、同町の図書館に寄付をするなど、子どもたちが食や農業に興味を持つようなきっかけづくりも行い、地域全体での活動の循環を目指している。

 同会議事務局からは、「発表内容を聞いていても楽しくなる取り組み。これからも、関係する人々を巻き込んだ地域づくりの取り組みが長く続くよう期待している。一つ一つのモノ・コトに意味があり、イベントを通じてブレが少なくて非常によい。利益を還元するところに共感を持てた。これからも循環を大切に、地域の価値を上げていただきたい」との講評を受けた。

 斉藤さんは「悩みながらも続けてきてよかった。受賞できてうれしい。取り組みを通じてつながりが広がっていったことも活動の成果。新たな課題として、孤立しがちな新規就農者が農業を続けていけるように『つながりをつくる場』にもしていきたい」と話す。

 次回のHAERUマーケットは7月を予定している。

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