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茨城県立歴史館でいちょうまつり 「祈り」テーマにプロジェクションマッピング

細部までこだわったという「龍」のプロジェクションマッピング

細部までこだわったという「龍」のプロジェクションマッピング

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 ライトアップイベント「いちょうまつり2020 プロジェクションマッピング」が11月7日・8日、茨城県立歴史館(水戸市緑町)で行われる。

細部までこだわったという「龍」のプロジェクションマッピング

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 同企画は、11月7日~15日開催の「歴史館いちょうまつり」の一環。今年で5回目のプロジェクションマッピングとなる。「茨城県立歴史館内にある旧水海道小学校を背景に、18時から一日2回投影を行う。

 今年のプロジェクションマッピングのテーマは「祈り」。マッピング映像は「コロナ禍に、人々の心に希望となるものを届けたい」という歴史館の思いを受け、「going46」が制作した。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、投影回数を減らし席数を絞るが、新たに配信を取り入れる。映像の投影制作と操作は、「going46(水戸市)」の松野祐介さん、「going46(水戸市)」の専属プロジェクションマッピングディレクターで「とりこ舎」(笠間市)のイシイキヨコさん、「Festa Sinarisama (名古屋)」の外山敏和さんが担当する。

 プロジェクションマッピングでは、現在歴史館で開催中の特別展「Jomon Period-縄文の美と技、成熟する社会-」に合わせ、縄文時代からの展開を盛り込んだ。原始的な雰囲気から、「再生と夜明け」を感じるストーリーを演出した。「皆さまの心になにかしらの形で響いてくれたらうれしい」とイシイさん。昨年の鳳凰(ほうおう)に続き、「龍(りゅう)」の演出に注力。龍の輪郭を際立たせたほか、投影する建物外となる余白まで映像を制作したという。

 演出と演出の合間には、みこによる神楽舞(かぐらまい)を挟む。イシイさんは「日本古来の文化である祈りを共有するという特別な体験を通して、いずれやってくるであろう希望の夜明けを感じていただければ」と話す。

 両日、「スカイランタンフェスティバル」「キャンドルナイト」「軽トラガーデン」も同時開催する。日中は、「歴史館寄席」や、水戸市出身・神田真紅さんによる刀「燭台切光忠」と水戸に関する講談なども行う。7日・8日・13日の3日間は、夜の博物館を一般開放する「ナイトミュージアム」も行う。

 「いちょう並木のライトアップ」点灯時間は、11月7日、8日=17時45分~21時。11月9日~15日=17時15分~20時15分。プロジェクションマッピングの観覧エリア席の予約は終了。

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