茨城トヨペット(水戸市)が7月24日、能登半島地震の復興支援として、石川県珠洲市を拠点に活動する災害支援STRANDER(ストランダー)に、トヨタのワゴン車「ハイエース」1台を寄贈した。
プロジェクトパネルを持つSTRANDER代表の橋爪文太さん、茨城トヨペット幡谷俊一郎社長、「MAN WITH A MISSION」のTOKYO TANAKAさん
支援スタッフやボランティアの移動、支援物資の運搬など、能登半島での復旧・復興活動に使われる。同日、本社で寄贈式を開き、社長の幡谷俊一郎さんがSTRANDER代表の橋爪文太さんに車両を贈った。
寄贈のきっかけは、2019年の台風19号で茨城県大子町が大きな水害に見舞われた際の支援活動にさかのぼる。当時、被災地ではボランティア活動に使う車両が不足しており、茨城トヨペットは、ロックバンド「MAN WITH A MISSION」のTOKYO TANAKAさんを通じて社内外の協力を集め、十数台の車両を手配して活動を支えた。
能登半島地震が起き、現地でも車両が足りていないと知ったことから、「茨城が支えてもらったからこそ、今度は自分たちが力になりたい」と寄贈を決めたという。TOKYO TANAKAさんが続ける災害支援活動「#サポウィズ」や全国災害支援プロジェクト「#コネクト」に共感し、STRANDERと連携して行った。
幡谷さんは「当時、茨城を支えてもらった恩義があったからこそ、今度は私たちが力になりたいという思いで寄贈を決めた」と話す。「車が持つ、人を支え、地域をつなぎ、暮らしを守る力を信じている。これからも現地の声に耳を傾けながら、できる支援を続けたい」とも。
橋爪さんは「震災から時間がたった今も支援を必要としている人は多く、長期的な活動が求められている。寄贈された車両は、支援スタッフの移動や物資の運搬など、さまざまな活動に大切に活用したい」と話す。
茨城トヨペットは、能登半島の復興状況や現地のニーズに応じて今後も継続的な社会貢献に取り組むとしている。