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茨城町で白菜取り放題企画 コロナで需要落ち込む野菜の需要喚起

ずらりと白菜が並ぶ本田農園

ずらりと白菜が並ぶ本田農園

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 水戸ミライアグリ本田農園は12月26日・27日の2日間、本田農園(茨城町常井、TEL 029-357-2556)「水戸ミライアグリ本田農園 大収穫祭」として白菜収穫体験会を開く。

白菜を詰めた箱を持つ同農園スタッフ

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 茨城県は、全国一の白菜の生産地。現在、収穫の最盛期を迎えているが、新型コロナウイルスの影響により、野菜の販路が激減し、市場全体の需要が落ち込んでいる状況。

 同農園の本田武士さんは「今年は台風などの大きな自然災害もなく、例年に比べ、白菜の状態も良く豊作にも関わらず、このままでは廃棄せざるを得ない」と話す。

 昨年同月比で売り上げは5割ほど。市場価格も下がる中で食品ロスを減らし、体験型の取り組みとすることで、イベントの中止や外出が厳しい子育て世帯を中心に、屋外で楽しみながら茨城の野菜や食育に関心を持ってもらう狙いもある。

 参加費は1組=2,000円。当日は、5500平米の畑で、指定のダンボール箱に入る分は個数制限なく白菜の収穫ができるほか、ハズレなしの抽選も行う。物販スペースでは、近隣の協力農家の野菜の販売も予定する。1日100組限定で、ビニール手袋や鎌などの収穫道具は用意する。

 本田さんは「冬休みに入るという中で家族でのレジャーもなんとなく気が進まない今だからこそ、広々とした屋外の農園で家族の思い出づくり、そして収穫体験が楽しめる」と魅力を話し、「収穫体験を楽しんでいただき、おいしく食べていただくことが、廃棄という食品ロスをなくすことにもつながる」とも。

 開催時間は10時~15時。小雨決行、荒天中止。

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