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水戸で平和を願うアートムービー上映 世界18カ国31都市36カ所でも

投影した作品(一部)

投影した作品(一部)

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 平和を願うアートムービーを上映するプロジェクト「Enlightenment(エンライトメント)」が3月18日から21日まで、水戸を含め世界18カ国31都市36カ所で開かれた。

投影した作品(一部)

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 主要な光の祭典やプロジェクションマッピング国際コンペ主催者らによる連携プロジェクトとして企画された同プロジェクト。国境や言語を超え、多くの人にメッセージを伝える手段として、ポジティブで平和的なビデオメッセージとした。上映するのは、世界中のビジュアルアーティストたちから募集した「愛と思いやり」を表現する映像作品で、各国の代表的な建物の壁面などに投影した。

 プロジェクトの発起人は、ハンガリーの映像プロダクション「Maxin10sity」のタマシュ・バスポーリ(Tamas Vaspori)さんと、音楽家で数々のイベントを手がけるボレアリス・ライトフェスティバルのテリー・モーガン(Terry Morgan)さん。日本ではプロジェクションマッピング協会代表の石多未知行さんがプロジェクト展開を担った。

 国内では、広島の平和記念公園をはじめ、東京、広島、沖縄、茨城、静岡、香川、兵庫など12カ所での上映し、世界で最初の上映場所として広島の平和記念公園親水テラスが選ばれた。

 茨城では、3月19日~21日、水戸駅南口にある「COMBOX310」屋外広告ビジョンとホテルレイクビュー水戸(水戸市宮町)ロビーで上映した。

 外山敏和さん(愛知県)とタッグを組み映像作品を提供したクリエーティブディレクター・アートディレクターのイシイキヨコさん(茨城県)は「たくさんの人の目に触れ、活動が広まることで平和への連帯感が高まると良いし、今の情勢に心寄せるきっかけになれれば」と話す。

「まずは一歩。きっとまたこうしたことあると思うし、小さな力や思いやりが集まって大きなムーブメントになるといい。戦争や疫病によってダメージを受ける芸術産業が、こんな時だからこそ、人の心を温めるものであってほしい」とも。

 渋谷スクランブルスクエア(東京都渋谷区)では、3月27日まで上映予定。

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