リリース発行企業:特定非営利活動法人ジャパンハート

三洋産業代表 大竹泰治郎氏/ジャパンハート理事長 吉岡春菜(2026年10月20日撮影)
日本発祥の国際医療NGOである特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長:吉岡春菜)は、このたび、プラントメンテナンス事業を手がける株式会社三洋産業(茨城県神栖市、代表取締役:大竹泰治郎)より、2,000万円の寄付を受領したことをお知らせいたします。
今回の寄付は、ジャパンハートが取り組む3つの事業に対し支援いただいたものです。
ミャンマーの児童養育施設「Dream Train(ドリームトレイン)」の老朽化した施設のリニューアルプロジェクトへ1,000万円、カンボジアの無償病院「ジャパンハートアジア小児医療センター」の運営を支える「アジア小児医療応援団」へ500万円、令和8年熊本地震の被災地支援へ500万円、国内外3ヵ国へのご支援となりました。
同社からは2020年以降、ジャパンハートの活動に共感・継続支援いただいており、2025年10月にはカンボジアの同院開院式に大竹代表が参列、現地の医療現場視察も実現しました。

■背景1: 130人の子どもが暮らす施設の老朽化(ミャンマー)ミャンマー・ヤンゴンにある児童養育施設「Dream Train」は、家庭や経済的な理由で学校に通えない、また同理由で人身売買のリスクのある子どもたちを受け入れています。生活と教育の両面から子どもたちの自立を支える施設で、現在5歳から18歳までの約130人が暮らしています。
しかし、開設から15年以上が経過し、施設の老朽化が深刻化しています。男子は40人が一部屋、女子も20人が一部屋という過密な寝室で、雨季には雨漏りや冠水が起こり、水回りや電気などのインフラにも課題が生じています。
ジャパンハートは施設の建て替えを進めていますが、2026年3月以降の中東情勢の変化により、石油や建設資材の価格が急激に上昇しました。現在見込まれる総工費は1億7,000万円を超えるなか、今回多額のご支援をいただきました。

■背景2: 200床の完全無償病院を、動かし続けるために(カンボジア)ジャパンハートは2025年10月、カンボジアの首都プノンペン近郊に200床の完全無償病院「ジャパンハートアジア小児医療センター」を開院しました。ミャンマーやラオスなど周辺国からも患者を受け入れていくアジアの拠点病院として、小児がん手術をはじめとする高度医療を提供しています。
小児がんの5年生存率は、高所得国で80%以上である一方、低所得国では約20%にとどまります。この差は「サバイバルギャップ」(同じ病気であっても、国や経済状況の違いによって生存率に大きな差が生じる状態)と呼ばれます。
病院は建てて終わりではありません。医薬品や検査費、人件費など、日々の運営を支え続ける資金が不可欠です。「アジア小児医療応援団」は、この運営を継続的に支える仕組みであり、今回の三洋産業のご支援を通じてその取り組みを後押しいただきました。

■背景3: 真夏の震災で、285名・1,377件の医療支援(日本・熊本)2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」において、ジャパンハートは熊本県との災害時協定を受け、発災当日より現地調査を開始。翌日には八代市に入り、9月24日時点で285名・1,377件にのぼる医療支援を実施、現在も避難所常駐による活動を継続しています。三洋産業からは発災直後の7月末早々に支援の申し出をいただき、初動から中長期の支援まで、活動を安定して継続する力となりました。
<ジャパンハート 令和8年熊本地震 活動実績プレスリリース>https://www.japanheart.org/topics/press-release/kumamoto-earthquake-support-2026.html ※8月27日配信
■なぜ、支援を続けるのか(両者コメント)
【株式会社三洋産業 代表取締役 大竹泰治郎氏 コメント】
私たち三洋産業グループは、プラント保全という事業を通じて社会を支え、「豊かな社会の実現」に貢献することを目指しています。同時に、事業活動を通じて得られた利益を社会に還元し、医療を必要とする人々や、困難な状況に置かれた子どもたち、災害に苦しむ方々を支援することも、私たちの理念につながる大切な取り組みだと考えています。
昨年10月には、カンボジアのジャパンハートアジア小児医療センターの開院式に参列する機会をいただきました。いまだ経済的に豊かとはいえないカンボジアにおいて、誰もが高度な医療を無償で受けられる、あれほど立派な医療施設の建設に協力できたことを、心から光栄に思っています。また、カンボジアの小児医療センターも、ミャンマーの児童養育施設「Dream Train」も、私たちは単なる医療や教育への支援にとどまらず、これからの社会を担う子どもたちの命を守り、その可能性を育む「未来への投資」であると考えています。こうした取り組みを支えることは、私たちが目指す「豊かな社会の実現」に向けた、具体的で意義深い一歩だと感じています。
そして、こうした支援を企業として行うことには、もう一つ大切な意味があります。それは、日々の事業活動を支える社員一人ひとりの努力が、会社の成長だけでなく、社会のさまざまな場所で人々の暮らしや未来を支える力になっていることを、目に見える形で示せるということです。今回の支援が、社員一人ひとりにとって、自らの仕事が社会に貢献していることを実感し、誇りに感じられる機会にもなればと願っています。ジャパンハートの皆様の献身的な活動に深く敬意を表するとともに、今後もその活動を応援してまいりたいと考えています。
【特定非営利活動法人ジャパンハート 理事長・小児科医 吉岡春菜 コメント】
三洋産業様には、2020年から途切れることなくご支援をいただいてまいりました。今回は、ミャンマー、カンボジア、そして熊本と、3つの現場を同時に支えていただいています。私たちの活動は、災害のように突然始まるものと、病院運営のように持続的なものが同時に走っています。その両方をご支援いただけることが、どれほど大きな活動の支えにつながっているか計り知れません。設備を修繕し、長く使えるようにするお仕事をされている三洋産業様が、子どもたちの暮らしの土台を整える取り組みを選んでくださったことに、大変心強く感じております。
株式会社三洋産業 https://sanyosangyo.com/

1973年設立。茨城県神栖市に本社を置き、化学プラントを中心とした各種産業プラントの保全工事を手がける企業。配管、機械、設備、土木・建築構造物の補修・更新をはじめ、プラント保全に関わる幅広い工事・サービスをワンストップで提供している。「技術とアイデアで、豊かな社会を。」を理念に掲げ、産業インフラの安全・安定稼働を支えるとともに、事業活動や社会貢献活動を通じて、豊かな社会の実現を目指している。
特定非営利活動法人ジャパンハート https://www.japanheart.org/

「医療の届かないところに医療を届ける」をミッションに掲げ活動する、2004年に設立された日本発祥の国際医療NGO。アジアの開発途上国(ミャンマー・カンボジア・ラオス)で小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約4万件実施、累計数は40万件を超え、団体創設以来のべ4,500名を超える日本人医療者が参加している。ミャンマーでは、人身売買リスクのある子どもたちのための養育施設も運営。日本国内では地域医療や災害被災地への現地支援、小児がんの子どもと家族の外出を医療者がサポートする活動に取り組んでいる。