プレスリリース

【茨城県ひたちなか市】阿字ヶ浦海水浴場が100周年。「夏の海」から「365日の居場所」へ。月替わりの文化企画や海辺の芝生化など、通年拠点への転換プロジェクトが本格始動

リリース発行企業:一般社団法人アジラボ

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阿字ヶ浦海水浴場(茨城県ひたちなか市)は、2027年5月に、開設から100年の節目を迎えます。これに伴い、地域住民や地元事業者が主導する「阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業実行委員会」が本格始動しました。
本事業が目指す姿は、「海水浴に特化した夏の海」から脱却し、誰もが1年を通じて日常的に集える「365日ひらかれた海」へ転換すること。
2026年11月より、海辺でのワークショップや冬のアート展示、ほしいも作り体験など、多彩な催しを月替わりで連続開催します。一過性の花火で終わらせず、年間を通じて人の流れを生み出す持続可能な海辺づくりを推進していきます。

阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念ロゴ


「夏だけの特別な海」からの脱却


1980年代最盛期の、夏の阿字ヶ浦海水浴場の様子。砂浜を埋め尽くすほどのパラソルと観光客でにぎわいっている。近隣の民宿などに宿泊し、丸一日がかりで海を満喫する人もいた。

「海といえば、夏に出かける場所」。多くの人がそんな固定観念を抱いているのではないでしょうか。

阿字ヶ浦海水浴場は1980年代、来場者数日本一を記録しました。砂浜を埋め尽くすパラソルと波打ち際の歓声は、街の大きな誇りでした。

しかし、時代の移り変わりとともに海の楽しみ方は多様化しています。現在の阿字ヶ浦では、夏以外の季節にも穏やかな風景が広がり始めました。

水上を進むSUP(スタンドアップパドルボード)を楽しむ人。
波打ち際を愛犬とともに散歩する人。
海を眺めながらカフェで静かに本を読む人。

海は特別なレジャーの場にとどまりません。日常の延長にある、心安らぐ居場所へと変わりつつあります。100周年事業は、過去の栄光を祝うためだけの記念式典ではありません。すでに芽生えている「海のある日常」を定着させ、誰もが等しく豊かに過ごせる海辺拠点を形づくる「宣言」として、様々な事業に取り組んでいきたいと思います。





「月替わりの海辺体験」スタート(2026年11月〜2027年12月)

海辺に継続的な賑わいを生み出すため、2026年11月から2027年12月にかけて毎月連続で体験型の企画を展開します。訪れるたびに異なる海の表情に出会える年間プログラムです。

2026年11月15日(日)|まちライブラリー活用検討ワークショップ「海辺の本棚をひらく」
海辺の交流拠点「イバフォルニア・ベース」に設ける本棚の使い方を、参加者同士で語り合います。未来に残したい一冊を持ち寄り、文化的なコミュニティの土台を育てる試みです。

2026年12月13日(日)〜2027年1月11日(月・祝)|アートイベント「MMM(みなとメディアミュージアム)」 協賛イベント
南浜ビーチガーデンの地下空間などを舞台に、展示を展開します。冬の澄んだ空気の中で、海辺と現代アートの融合を体験できます。

2026年12月19日(土)|ゴールデンクリスマス 協賛イベント
茨城大学の学生たちが主体となり、「ほしいも神社」でクリスマスイベントを開催します。若者の柔軟な発想を取り入れ、世代を超えた交流を後押しします。

2027年1月(日程調整中)|冬の名物「ほしいも作り体験」
ひたちなか市の冬の代名詞である「ほしいも」の加工現場を巡り、自らの手で作る体験企画です(協力:株式会社マルヒ)。親子連れをはじめ、食文化に関心を持つ来訪者を迎えます。

2027年2月7日(日)|文化企画「海辺の余白」
1枠6名限定の予約制読書会を実施します。波音に耳を傾けながら、選書者との静かな対話と読書を楽しむ上質な時間を提供します。

2027年2月11日(木・祝)|オリジナルポストカード作成イベント
阿字ヶ浦の海をモチーフに、参加者それぞれの思い出を形にするワークショップです。自らの手で旅の記憶を描き残す体験を届けます。

2027年3月(日程調整中)|経営者・幹部のための対話ワークショップ
「社員との関わりをみつめる時間」と題し、定員8名の少人数で実施します。打ち寄せる波の音を聞きながら、自己理解と組織のあり方を深く見つめ直す3時間です。

2027年4月以降も毎月様々なイベントを開催していきます。




次の100年へ。景色を変え、体験を生み出す取り組み(2027年春以降)

2027年春以降も、海辺の景色そのものを変える環境整備と象徴的な体験づくりを推し進めます。

海辺の芝生化とベンチ整備(2027年4月〜5月予定)
海岸駐車場などの一角に芝生エリアを整備します。近隣の子どもたちと一緒に芝生を植える参加型イベントも計画中。海に入らなくても、腰を下ろして波を眺められる快適な滞在空間をつくり出します。

「阿字ヶ浦クラフトビール列車」の本格運行
ひたちなか海浜鉄道湊線と連動し、車内で100周年記念ビールを味わえる観光列車を運行します。移動時間そのものを特別な観光体験へと変える取り組みです。

記念ロゴとオリジナル商品の展開
阿字ヶ浦在住のデザイナーが手掛けた100周年記念ロゴを活用します。地元特産品とのコラボレーションや記念グッズを通じ、新しい海のブランドを市内外へ浸透させます。

阿字ヶ浦での体験プログラムを提供
インストラクターなどによる魚釣り体験やSUP体験、ビーチコーミングなどを提供します。夏以外のビーチでの過ごし方を提案します。

記憶を継ぎ、未来を問いかける「100周年記念誌」の制作
これまでの100年を振り返り、これからの100年を考えるための記念誌を制作します。
堅苦しい記録集にはせず、地元住民の生の声や、阿字ヶ浦の観光マップ、読者への「問いかけ」を収録する予定です。また、一部をPDFで配布し、スマートフォンで手軽に閲覧できる形も検討中。この記念誌を携えて、実際の海辺や街を歩いてもらう。そんな新しい阿字ヶ浦の体験価値を創出していきます。

阿字ヶ浦が示す、海辺の「持続可能なロールモデル」

人口減少やレジャー志向の細分化に伴い、全国の沿岸地域では海水浴客の減少が深刻な課題となっています。阿字ヶ浦が試みるのは、単なる集客数の回復ではありません。
私たちはこれまで、阿字ヶ浦海岸を舞台に、様々な取り組みを続けてまいりました。
大規模なハコモノ整備に頼るのではなく、散歩や読書、対話といった「人々の日常的な営み」を海辺に重ね合わせる手法をとっています。住民や地元事業者が小さく連続的に関わり続けることで、地域への愛着(シビックプライド)を強固に育みます。
「特別な夏のレジャー」から「365日ひらかれた地域の居場所」へ。
100周年を迎えた阿字ヶ浦の転換は、持続可能な沿岸地域のあり方を示す先駆的なロールモデルとなります。

※これまで開催してきたイベントなどの様子

イバフォルニア・マーケット


読書会


初日の出SUP


ビーチコーミング


対話イベント


阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業 概要
事業名称: 阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業
基本コンセプト: 海を日常に、次の100年へ
主催: 阿字ヶ浦海水浴場開設100周年記念事業実行委員会
後援: ひたちなか市
事務局所在地: 茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町2237-1(イバフォルニア・ベース内)
詳細情報: 「はなびより」100周年特設ページ https://hanabiyori.jp/100th/