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水戸・双葉台にパン店「フルール」 近隣の年配客に配慮したパン作り

「fleur(フルール)」店主の小林さん

「fleur(フルール)」店主の小林さん

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 パン店「fleur(フルール)」が昭和50年代に建てられた住居、広場、商店街から成る複合施設「オハナコート」(水戸市双葉台)1階にオープンして1月16日で2カ月がたった。

小林さんのお薦めのパン4種類

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 オーナーシェフの小林智光さんは長野県出身。パン店で働いた後、コンサルティング業界で働きながら昨年1月ごろ、パン店オープンの計画を立て始めた。知人に物件を紹介され、双葉台に店を構えた。周辺の住宅街に住む年配客も多いため、「柔らかい」「食べやすい」「口溶けが良い」パン作りを心がける。

 小林さんのお薦めは「パン屋のチーズケーキ」と「タルティーヌ」。食パンにクリームがたっぷりかかった「パン屋のチーズケーキ」は、来店客のSNS投稿をきっかけに人気が出たという。フランスパンの上に野菜や肉などの具材をのせた「タルティーヌ」は、「なすとミートソースのタルティーヌ」「きのことベーコンのタルティーヌ」「トマトクリームチキンのタルティーヌ」「ほうれん草とベーコン、じゃがいものタルティーヌ」の4種類を展開。年配客には餡(あん)の入ったパンが人気だという。

 パンに使う具材は手作りで、前日から仕込む。具材に使うホウレンソウやナス、レタスといった野菜は近所の青果店「鹿志村青果」から仕入れる。

 店の内装にもこだわる。元々倉庫だった場所に小林さん自ら床板を貼ったり、廃材でテーブルを作ったりして、内装を完成させた。

 小林さんは「オープンしてから毎日のように来てくれる人も増えてきた。地域の人を大事にしながら、手作りを続けたい」と話す。

 営業時間は10時~17時(パンがなくなり次第終了)。木曜と第3水曜定休。

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